研究分担者 |
立野 繁之 早稲田大学, 大学院・情報生産システム研究科, 助教授 (70243897)
柘植 義文 九州大学, 大学院・工学研究院, 教授 (00179988)
武田 和宏 静岡大学, 工学部, 助教授 (60274502)
鈴木 和彦 岡山大学, 工学部, 教授 (50196797)
山下 善之 東北大学, 大学院・工学研究科, 助教授 (60200698)
橋本 芳宏 名古屋工業大学, 工学部, 教授 (90180843)
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配分額 *注記 |
14,800千円 (直接経費: 14,800千円)
2006年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
2005年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
2004年度: 2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
2003年度: 8,600千円 (直接経費: 8,600千円)
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研究概要 |
次のような成果を得た。各項目の末尾に対応する研究報告書(冊子)の章の番号を示す。 1.配管内面に発生する腐食を対象とした配管管理において,管理対象を合理的にかっ網羅的に選択する方法を提案し,摩耗腐食を例にとって,熱流動解析を利用して,管理対象部位を選択する方法を示した。(第2章) 2.保温保冷配管の外面腐食による減肉量を検査する箇所を合理的に選択するために,蓄積した事例データを利用して,断熱材を剥がす前に得られる情報(設計情報,運転情報,外観)から減肉量を予測する方法を開発した。 3.プラント・プロセスの安全性を確保するための手段である独立防御層概念に基づいた安全設計を実施するために安全評価支援システムを開発した。化学プラントに対して,統合的安全管理・設計を実施するための支援システムの必要性が認められているが,本システムはその基礎となる.(第4章) 4.与えられたプロセスの時系列データに異常が発生した時点を見つけ出すのに、従来のCUSUM法に替えて、サポートベクターマシンを利用する方法を開発し,実機の蒸留塔から得られた時系列データを用いてその有効性を評価した。.(第5章) 5.設備トラブルの影響を排除・極小化するための異常処理技術として,雑音に埋もれた微弱な信号を利用して出来るだけ早く設備トラブルの発生を検知し,その原因を診断する方法を開発した, シミュレーションおよび実プラントのデータに適用し,その有効性を検証した,(第6章) 6.ダイナミックプロセスの正常状態を予測するために,正常運転時の履歴データを利用する非線形モデリング手法(データベースモデリング)を提案した.また,槽一配管系,PVCバッチプロセス,ボイラープラントでの数値実験により良好な予測結果を得た。(第7章) 7.センサやアクチュエータの不調により化学プロセス内に発生した振動のモニタリングの方法論の候補である高次統計量の検出能力の検討と、不調になった後にも、振動を起こさず、停止させずに運転を継続させるための制御法を開発した。(第8章)
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