研究課題/領域番号 |
15360441
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生物機能・バイオプロセス
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
塩谷 捨明 大阪大学, 大学院・工学研究科, 教授 (50026259)
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研究分担者 |
清水 浩 大阪大学, 大学院・情報科学研究科, 教授 (00226250)
片倉 啓雄 大阪大学, 大学院・工学研究科, 助教授 (50263207)
永久 圭介 大阪大学, 大学院・情報科学研究科, 助手 (00324806)
仁宮 一章 大阪大学, 大学院・工学研究科, 助手 (10379125)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
13,300千円 (直接経費: 13,300千円)
2004年度: 6,300千円 (直接経費: 6,300千円)
2003年度: 7,000千円 (直接経費: 7,000千円)
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キーワード | 乳酸菌 / 酵母 / 共培養 / Lactobacillus kefiranofaciens / モデル化 / ケフィラン |
研究概要 |
ケフィールグレイン由来のケフィランを生産する乳酸菌Lactobacillus kefiranofaciensと、同じくケフィールグレイン由来で乳糖を資化しないSaccharomyces cereviszae IFO0216株を、乳糖を炭素源として共培養を行った。乳酸菌が生産する乳酸を酵母が資化するため、乳酸の蓄積が抑制され、当該乳酸菌を純粋培養した場合に比べて、ケフィラン濃度が最大に達するのに要する時間は100時間から50時間に短縮された。また、乳糖と酵母エキスを適宜追加することによってケフィラン終濃度を2.6g/Lから5.4g/Lに高めることができた。この際、酵母の乳酸消費が間に合わず、乳酸濃度は上昇したが、この時のケフィランの比生産速度は純粋培養時のそれよりも高い事がわかった。これは、酵母が乳酸を消費し、pHの低下および乳酸による阻害を緩和するだけでなく、それ以外の相互作用の存在が示唆された。乳酸菌の純粋培養において、酵母の培養液の上澄み、共培養液の上澄み、カタラーゼ、あるいは、カラギーナンゲルに包埋した酵母を添加した場合、ケフィラン生産の改善は見られなかったのに対して、ガラスビーズで破砕した酵母、あるいは加熱殺菌した酵母(死菌体)を添加した場合、ケフィラン生産性の改善が認められた。これらの結果は、酵母との物理的接触によって乳酸菌が何らかの刺激を受けている可能性が示唆された。
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