配分額 *注記 |
15,400千円 (直接経費: 15,400千円)
2005年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
2004年度: 4,600千円 (直接経費: 4,600千円)
2003年度: 7,800千円 (直接経費: 7,800千円)
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研究概要 |
本研究ではハイブリッド型超音波流速法を,軽水炉の給水流量計として開発することを目的として,信号処理の改良と実機適用性を検討しながらシステムを構築することを目的とし,以下の知見を得た. 1.現有の超音波流速分布流速計(UVP model X3PSi 2,4,8MHz)のマルチプレクサー・モードと複数超音波センサを用いた流速分布からの流量計測システム・ソフトウェアを開発した. 2.超音波の金属壁透過では最適周波数は壁の材質,厚さおよびセンサの設置角度などに依存するため,超音波透過の基礎実験装置を構築して超音波透過特性を調べた.これに伴い液体および固体壁内の音速測定,超音波透過率測定,混入粒子の選定,測定線屈折の測定および最適入射角の選定を行った. 3.本実験必要な試験流路および測定部を製作した.試験流路は直径50mmのアクリル製・直円管を用いた上昇流および下降流の垂直円管流路である. 4.現行の超音波流速分布流速計と現有の超音波パルサ・レシーバを用いて,伝播時間差型超音波流量計のプロファイルファクタを決定するシステムを構築した. 5.ハイブリッド用の超音波センサの仕様を検討し,音響インピーダンスや入射角を考慮して有限要素法による音場解析を行った上で,高温高圧実機対応型超音波センサを検討・開発し,高温条件下での実機適応性を検討した. 6.パルス超音波信号処理装置と高速デジタル信号処理装置を用いてハイブリッド型超音波流速計のシステム設計を行った. 7.実験および解析結果を総合的に検討し,パルス超音波を用いた軽水炉用ハイブリッド型給水流量計を確立した.
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