研究課題/領域番号 |
15380031
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
植物病理学
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研究機関 | 独立行政法人農業生物資源研究所 (2004-2006) 北海道大学 (2003) |
研究代表者 |
石川 雅之 独立行政法人農業生物資源研究所, 植物科学研究領域・植物・微生物間相互作用研究ユニット, 上級研究員 (70192482)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
15,100千円 (直接経費: 15,100千円)
2006年度: 3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
2005年度: 3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
2004年度: 3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
2003年度: 4,000千円 (直接経費: 4,000千円)
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キーワード | キュウリモザイクウイルス / タバコモザイクウイルス / 複製 / 宿主因子 / タバコ培養細胞 / 試験管内翻訳複製系 / 液胞膜 / 試験管内複製系 / 試験管内翻訳・複製系 / タバコBY-2細胞 |
研究概要 |
キュウリモザイクウイルス(CMV)は、タバコモザイクウイルス(TMV)と近縁のプラス鎖RNAウイルスである。本研究では、CMVRNAの複製機構の解析を行い、比較的解明が進んでいるTMVの複製機構と比較することを目的とした。先ず、CMV感染プロトプラストにおける1a,2a複製タンパク質の局在を膜浮遊遠心分画法により解析したところ、1a,2aタンパク質は、液胞膜画分、小胞体など何種類かの膜を含む画分、そして可溶性画分に検出された。1a,2aタンパク質の分画パターンは、TMVの複製タンパク質の分画パターンと酷似していた。脱液胞化したタバコBY2培養細胞由来プロトプラストを脱液胞化、破砕して得た抽出液(BYL)は高い翻訳活性を有し、TMVあるいはCMVRNAを翻訳したあとにRNA合成基質を加えるとRNA複製が起きる。この系でウイルスRNAを試験管内翻訳後、精製した液胞膜を添加してウイルスRNAの複製に影響があるかを調べたところ、液胞膜を加えるとToMV, CMVともに複製効率の上昇がみられた。CMVの複製複合体に含まれる宿主因子を同定するために、アフィニティー精製用のタグを融合した複製タンパク質をコードするCMV誘導体をタバコBY-2細胞にエレクトロポーレーション法により感染させ、感染細胞から複製複合体を含む膜画分を得た。これを界面活性剤で処理したところ、一部の複製タンパク質が可溶化された。さらにここから複製タンパク質をアフィニティー精製すると、結果は予備的ながら宿主由来と考えられるタンパク質が共精製され、共精製されたタンパク質のパターンはTMVの場合と異なっていた。これらの結果から、CMVRNAとTMVRNAの複製複合体は、いずれも液胞膜を含む複数種類の膜上に形成されるが、異なる宿主因子を含むことが示唆された。
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