| 研究課題/領域番号 |
15380124
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| 研究種目 |
基盤研究(B)
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| 配分区分 | 補助金 |
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| 応募区分 | 一般 |
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| 研究分野 |
林産科学・木質工学
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| 研究機関 | 独立行政法人森林総合研究所 |
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研究代表者 |
細谷 修二 独立行政法人森林総合研究所, 成分利用研究領域, 領域長 (70012002)
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| 研究分担者 |
真柄 謙吾 独立行政法人森林総合研究所, 室長 (10353848)
田中 良平 独立行政法人森林総合研究所, 主任研究官 (50343778)
池田 努 独立行政法人森林総合研究所, 研究員 (90334036)
杉元 倫子 独立行政法人森林総合研究所, 研究員 (20353732)
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| 研究期間 (年度) |
2003 – 2004
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| 研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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| 配分額 *注記 |
10,500千円 (直接経費: 10,500千円)
2004年度: 3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
2003年度: 7,400千円 (直接経費: 7,400千円)
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| キーワード | リグニン / 炭水化物 / LCC結合 / ベンジルエーテル / リグニン・炭水化物結合 / オゾン / 酸処理 / LCCモデル化合物 / ヘキソース / 酸 / LCC / リグニン・炭水化合物結合体 / リグニン・炭水化物結合点 / オゾン処理 |
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| 研究概要 |
オゾン処理と酸処理を組み合わせた手法により、1分子内に1つのリグニン・炭水化物間化学結合(LCC結合)が含まれる「LCC結合体」を単離することに成功した。この結果、本手法により樹木中に含まれるLCC結合を切断することなく単離できることが明らかにされた。針葉樹型リグニンモデル化合物である、グアイアシルグリセロール-β-グアイアシルエーテルと、グルコースやマンノース等のヘキソースが、ベンジル位で結合したベンジルエーテル型リグニン炭水化物モデル化合物(LCCモデル化合物)および、針葉樹であるアカマツ材から、LCC結合の単離を試みた結果、LCCモデル化合物から得られたLCC結合体と、アカマツ材から得られたLCC結合体は、ガスクロマトグラム上における保持時間が一致し、さらに、EIマススペクトルのフラグメントパターンも一致した。したがって、アカマツ材には、リグニンとヘキソースがベンジル位で結合したベンジルエーテル型LCC結合が存在することが明らかにされた。
LCC結合体の収量は、オゾン処理条件および酸処理後の精製法の影響を大きく受けた。強いオゾン処理条件(クラーソンリグニン収量が、オゾン処理前に比べて1%以下)において、最も高いLCC結合体収率を与えた。また、酸処理後の分離精製過程で用いられるイオン交換樹脂を、強アニオンタイプから弱アニオンタイプに変更することにより、樹脂への吸着によるLCC結合体の収率低下を抑えることができることが明らかにされた。
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