研究課題/領域番号 |
15380135
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
水産学一般
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研究機関 | 長崎大学 |
研究代表者 |
吉越 一馬 長崎大学, 水産学部, 教授 (00039728)
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研究分担者 |
金井 欣也 長崎大学, 水産学部, 教授 (40145222)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
12,400千円 (直接経費: 12,400千円)
2005年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2004年度: 3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2003年度: 8,100千円 (直接経費: 8,100千円)
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キーワード | クエ稚魚 / シマアジ稚魚 / ブリ幼魚 / 過酸化脂質 / 消化器官 / 病理 / 生体防御能 / 給餌率 / 腸 / 肝臓 / 細胞病理 / 肝臓重量 / シマアジ / クエ / 稚魚 / 組織障害 / 大量死 |
研究概要 |
クエ稚魚、シマアジ稚魚及びブリ幼魚を供試魚として、餌料起原フリーラジカルの魚類の病理と生体防御能に及ぼす影響について検討した。得られた主な結果は以下のとおりである。 (1)クエでは、飽食給餌により摂餌率が顕著に低下したが、シマアジ及びブリでは明瞭な変化は認められなかった。 (2)市販配合飼料による飽食給餌によって、クエでは成長の抑制と発死が発生した。シマアジ及びブリでは艶死は発生しなかった。 (3)光顕及び電顕観察の結果、酸化油(リノール酸メチル)を経口投与したブリおよびクエでは、肝細胞および腸上皮細胞において細胞膜及び膜性小器官が傷害され、ブリの肝臓では広範な肝細胞の壊死が観察された。 (4)酸化油(リノール酸メチル)を経口投与したブリでは、成長阻害を受けない濃度においても、凝集抗体価と好中球の殺菌能が低下することが明らかにされた。 以上の結果から、餌料起原のフリーラジカルは消化器系を傷害し、生体防御機能を低下させることにより、疾病発生に深く関わっていることが示唆された。また、過酸化脂質を含む市販の配合飼料は、高い給餌率の下では生体防御機能の低下と死亡をもたらす可能性があることが示唆された。
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