研究課題/領域番号 |
15390037
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
創薬化学
|
研究機関 | 徳島大学 (2005) 京都大学 (2003-2004) |
研究代表者 |
大高 章 徳島大学, 大学院・ヘルスバイオサイエンス研究部, 教授 (20201973)
|
研究分担者 |
玉村 啓和 東京医科歯科大学, 生体材料工学研究所, 教授 (80217182)
|
研究期間 (年度) |
2003 – 2005
|
研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
|
配分額 *注記 |
11,800千円 (直接経費: 11,800千円)
2005年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
2004年度: 4,600千円 (直接経費: 4,600千円)
2003年度: 5,000千円 (直接経費: 5,000千円)
|
キーワード | HIV-1 / α-helix / 膜融合 / 抗ウイルス剤 / ペプチド / SARS-CoV / a-helix / SARS |
研究概要 |
HIV-1の外皮糖蛋白質であるgp41由来の区分ペプチド(C34:34アミノ酸残基からなるペプチド)が、HIV-1/Cell融合を阻害する点に着目し、gp41由来ペプチドを基盤とした有効な抗HIV剤の開発を行うことを目的とするものである。以下の諸点について検討を加えた。 基本戦略として、(1)gp41分子中のペプチドは基本的にα-helixを形成することによりその機能を発揮する、(2)それぞれのα-helixペプチドは、2つのα-helical surfaceに分類可能である、(3)それぞれのα-helical surfaceの機能改変(機能向上、機能削除など)を施したペプチドは抗HIV活性を示すであろう、との認識の下、次のような研究を行った。 抗HIV-1ペプチドの開発 C34分子を基盤分子とし、α-helix形成能、N領域から形成されるα-helical triple strandへの結合能を指標に(X-EE-XX-KK : E=Glu, K=Lys)なるモチーフの5回繰り返しペプチド(SC35EK)がC34を上回る抗HIV活性を示すことを明らかにするとともに、X残基の最適化、モジュール構造の簡略化、ついて検討を加えた。 低分子抗HIV-1ペプチドの開発 従来、C34はそのC端側残基を一部削ると極端に活性が低下し、低分子化は困難と考えられてきた。分子全体にhelix誘起サイトが存在するSC35EKについては低分子化を検討し、22残基まで残基数を低下させた誘導体においても十分な抗HIV活性を示すことを明らかにした。 抗SARS-CoVペプチドの開発 X-EE-XX-KK置換概念を利用し、抗SARS-CoVペプチドの開発研究を行った。
|