研究課題/領域番号 |
15390080
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
薬理学一般
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
三木 直正 大阪大学, 医学系研究科, 教授 (40094445)
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研究分担者 |
平 英一 岩手医科大学, 医学部, 教授 (60263240)
郭 哲輝 大阪大学, 医学系研究科, 助教授 (50126570)
田中 秀和 大阪大学, 医学系研究科, 助手 (70273638)
入江 康至 大阪大学, 医学系研究科, 助手 (70303948)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
15,500千円 (直接経費: 15,500千円)
2004年度: 4,400千円 (直接経費: 4,400千円)
2003年度: 11,100千円 (直接経費: 11,100千円)
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キーワード | メタンフェタミン / gene expression Arc / Arcadlin / N-cadherin / MAP2 / シナプスのリモデリング / 興奮薬精神病 / methamphetamine / Arcadline / synaptic remodeling / stimulant psychosis / 精神依存 / Arc / シナプス / 樹状突起 |
研究概要 |
メタンフェタミンによる精神依存形成や興奮薬精神病の解明のために、メタンフェタミンにより誘導されるArcadlinおよびArc蛋白質をとりあげ、その機能解析を行った。Arcadlinは、カドヘリンファミリーに属する最初期遺伝子である。Arcadlin接着分子が、シナプス形成過程を修飾し、神経ネットワークの再構築に関わっている可能性を見いだした。Arcadlinは合成後、細胞表面のN-cadherinと結合し、それを細胞内に内在化させる。その結果、新たなシナプスの形成が抑制され、シナプスの数が減少することが判明した。逆にArcadlinノックアウトマウスの神経細胞ではシナプスの数が増加することを見出した。 一方、GFP-Arc融合蛋白質を神経細胞に強制発現させると、MAP2の免疫原性が抑制された。PTD-Arc強制導入系でも、同様のことが観察された。また、ArcがMAP2と直接結合することも示した。電撃痙攣により海馬のArcを増加させると、MAP2の免疫染色性が減することも観察した。以上のことより、ArcadlinとArc蛋白は、樹状突起において、N-cadherinやMAP2と結合し、シナプスのリモデリングや神経回路網の異常をきたし、薬物依存や興奮薬精神病を引き起こす可能性が示唆された。
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