研究課題/領域番号 |
15390117
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
人体病理学
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研究機関 | 長崎大学 |
研究代表者 |
松山 俊文 長崎大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 教授 (30165922)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
7,300千円 (直接経費: 7,300千円)
2004年度: 3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2003年度: 4,000千円 (直接経費: 4,000千円)
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キーワード | インターフェロン / IRF-4 / ATL / ISRE / 樹状細胞 / EBI-1 |
研究概要 |
1.IRF-4の標的配列決定のためPCRに基づいた至適配列決定を行った結果、IRF-4は5'-GAAA-3'のコア配列の前後にCpCが付加した配列を好むこと、これに近い配列がヒトゲノムの中のTRAILと、現在役割が不明のDCIRのプロモーターにあることがを同定し、実際にこの配列はこれら遺伝子のプロモーターの中でIRF-4の標的配列として機能していることを確認した。 2.IRF-4遺伝子欠損マウスの解析から、IRF-4はCD11b^<high>CD8α-樹状細胞の分化に関わっていること、またIRF-4の発現はCD11b^<high>CD4+CD8α-に、IRF-4のカウンターパートであるIRF-8の発現はCD11b^<low>CD8α+と相補的な形をとることを証明した。IRF-4遺伝子欠損樹状細胞ではMHCクラスIIの発現がなく抗原提示細胞としての機能も欠損しているがその理由の一つとしてIRF-4の標的としてCIITA遺伝子があることが示された。 3.IRF4遺伝子のプロモーター解析から、-51から-28の領域が活性の維持に重要であること、この領域には、分子量60kDaの未知のタンパク質の方がSP1よりも特異的に結合することが明らかになった。 4.IRF-4のATL細胞における増殖における役割を検討するために、IRF-4が恒常的に発現している樹立細胞株でIRF-4特異的siRNAによってその発現を抑制することを試みたが現時点では全く抑制がみられなかった。 5.IRF-4下流遺伝子探索のためのメンブランアレイによる解析の結果、IRF-4遺伝子欠損マウスにおいてはEBI-1/CCR7の発現の抑制が見られた。この結果は、われわれがすでにIRF-4の発現の亢進したATLにおいてEBI-1/CCR7の発現が亢進しているとする報告と表裏一体をなすものである。
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