研究課題/領域番号 |
15390170
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
応用薬理学
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研究機関 | 群馬大学 |
研究代表者 |
星野 洪郎 群馬大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (00107434)
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研究分担者 |
清水 宣明 群馬大学, 大学院・医学系研究科, 講師 (70261831)
大上 厚志 群馬大学, 大学院・医学系研究科, 講師 (80260107)
田中 淳 群馬大学, 大学院・医学系研究科, 教務員 (20321953)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
12,000千円 (直接経費: 12,000千円)
2004年度: 5,800千円 (直接経費: 5,800千円)
2003年度: 6,200千円 (直接経費: 6,200千円)
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キーワード | オーファンレセプター / GPCR / HIV-1 / コレセプター / リガンド |
研究概要 |
(1)HIV-1のコレセプターとしてG protein-coupled receptor(GPCR)に分類される、GPR1,D6,FML-1が働くことを明らかにしてきた。GPR1はオーファンレセプターであり、そのアミノ酸の配列から判断すると、ケモカインレセプターとは相同性が余り高くない。そこでGPR1のリガンドを推定するため、ヒトゲノムプロジェクトの結果から数百種類あるとされるGPCRについて、その推定されるアミノ酸配列を基に近縁性を利用して系統樹を作製した。既知のCCRあるいはCXCRのケモカインレセプターはひとつの群を形成した。一方GPR1は、別のオーファンレセプターであるDEZと最も近縁であった。また、FML-1とも比較的近縁であった。FML-1は、細菌由来の消化されたオリゴペプチドのレセプターであるので、GPR1も外来性のペプチドに対するレセプターである可能性が考えられた。 (2)コレセプターへの結合を阻害するペプチドがHIV-1の感染を阻害し、感染阻害を指標にリガンドが探索できるかNP-2/CD4/GPR1細胞などを用い検討した。GPR1,CCR5,およびCXCR4のN末のペプチドを用い検討したところ、GPR1のN末27アミノ酸からなるペプチドに著明な感染阻害効果が認められた。この結果は、この細胞系を用いHIV-1感染の阻害を指標にリガンドをスクリーニングできる可能性を示唆した。 (3)蛋白研究所から入手できた色々の特徴をもつオリゴペプチドを百種類以上用い、HIV-1感染を阻害するか検討したが、著明に抑制するペプチドは見出せなかった。
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