研究課題
基盤研究(B)
病態・疾患モデルのAMとAM受容体発現:食塩負荷およびアンジオテンシンII (Ang II)負荷ラットを作成して解析したところ、種々の臓器におけるAMとAM受容体発現が増加しており、AMとAM受容体が食塩負荷やAng IIに拮抗すべく反応している可能性が示唆された。急性心筋梗塞(MI)に対するAMの作用:急性MIの初期にAMを投与したところ、急性期死亡が抑制され慢性期の心不全の進行が抑制された。AMによる組織レニン・アンジオテンシン系と酸化ストレスの抑制がその機序として推測された。血管障害に対するAMの作用:AMは高血圧ラットの内皮機能を改善し、冠動脈周囲の線維化を抑制することが判明した。これらの血管保護作用には、酸化ストレス、線維芽細胞活性化およびTGF-b1発現の抑制が関連していることが推測された。PAMPの心保護作用:PAMP過剰発現ラットでは、片腎摘+食塩負荷による心肥大と心線維化の程度が、野生型ラットより軽度であった。すなわちPAMPが心保護作用を発揮する可能性が判明した。分子レベルでのAM受容体調節と機能解析:心筋細胞のAM受容体(CRLRとRAMPs)発現と機能は、Ang IIにより調節を受けることが判明した。ヒトRAMP1分子の部分的欠損変異体を作成して、機能を解析することにより、受容体特異性に関与する部位を同定した。大腸潰瘍に対するAMの効果:ラット大腸炎・大腸潰瘍モデルに、AMを注腸投与したところ、大腸潰瘍の修復が促進された。大腸組織IL-6含量が低下していたことから、AMの潰瘍修復作用にTh-2細胞由来の因子の産生抑制が関与していることが示唆された。
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