研究課題/領域番号 |
15390256
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
呼吸器内科学
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研究機関 | 徳島大学 |
研究代表者 |
曽根 三郎 徳島大学, 大学院・ヘルスバイオサイエンス研究部, 教授 (40145024)
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研究分担者 |
谷 憲治 徳島大学, 大学院・ヘルスバイオサイエンス研究部, 助教授 (70207166)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
11,800千円 (直接経費: 11,800千円)
2004年度: 5,300千円 (直接経費: 5,300千円)
2003年度: 6,500千円 (直接経費: 6,500千円)
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キーワード | 放射線肺臓炎 / CD13 / Aminopetidase N / 肺胞マクロファージ / Bestatin / Aminopeptidase N |
研究概要 |
申請者は放射線肺臓炎動物モデルを作製し、放射線療法の副作用としてみられる放射線照射部位の肺組織傷害とそれに引き続く間質性肺炎ならびに肺線維症の分子病態を解明することで、本症の分子標的治療法の開発をめざした研究を進めてきた。申請者は、動物用X線照射装置(MBR-1520R-3)を用い、基礎的な組織学的および分子生物学的検討を重ねた結果、ラット肺に放射線を一回照射することで人の放射線照射肺と類似した線維化病変を作製できることを明らかにした。放射線照射初期(4-8週後)である間質性肺炎の時期の肺および気管支肺胞洗浄液中には高いCD13/aminopeptidase Nの発現と活性がみられた。CD13/aminopeptidase Nは単球/マクロファージ、線維芽細胞、肺胞上皮細胞などに広く発現している膜結合型プロテアーゼであるが、Western blot法による検討では肺胞マクロファージにその主たる発現細胞と考えられた。申請者らはCD13/aminopeptidase Nがリンパ球遊走活性を見出していることから、本プロテアーゼは放射線肺臓炎におけるリンパ球性炎症に関与していることが示唆された。そこで、CD13/aminopeptidase Nに対する特異的阻害剤が放射線肺臓炎の発症と進行を抑制できるかどうかを本動物モデルを用いて検討した。CD13/aminopeptidase N阻害薬としてBestatinを用いた。基礎的な検討によって、投与法としては、有効性と安全性の両面から持続的な経口投与が最も有用性が期待できることが分かった。現在、最も有用性の高い投与量、投与時期、投与期間などについて検討しており、今後も継続して研究を進めていく予定である。
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