研究課題/領域番号 |
15390293
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
内分泌学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
福本 誠二 東京大学, 医学部附属病院, 講師 (30202287)
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研究分担者 |
竹内 靖博 東京大学, 冲中記念成人病研究所, 研究員 (50202164)
中山 耕之介 (中山 耕之助) 埼玉医科大学, 医学部, 講師 (20322076)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
14,600千円 (直接経費: 14,600千円)
2005年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2004年度: 3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
2003年度: 10,300千円 (直接経費: 10,300千円)
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キーワード | FGF23 / 低リン血症 / 高リン血症 / Tumoral calcinosis / 慢性腎不全 / 腫瘍性骨軟化症 / ノックアウトマウス / カルシウム感知受容体 / FGF-23 / くる病 / 骨軟化症 |
研究概要 |
血中カルシウム(Ca)やリン濃度は、狭い範囲に厳密にコントロールされている。このうちCa濃度調節には、副甲状腺ホルモンなどのCa調節ホルモンの作用が必須である。副甲状腺Ca感知受容体は、副甲状腺ホルモン分泌を調節するG蛋白共役受容体である。我々はこのCa感知受容体遺伝子異常により惹起される疾患の検討から、Ca感知受容体のCa濃度調節における重要性を明らかにした。一方繊維芽細胞増殖因子(fibroblast growth factor)23は、低リン血症を特徴とする疾患の惹起因子として同定された液性因子である。我々は、このFGF23遺伝子トランスジェニックマウスやノックアウトマウスの検討から、FGF23が腎尿細管リン再吸収を抑制することにより低リン血症を惹起すること、FGF23は低リン血症性疾患の発症に関与するのみならず、生理的な血中リン濃度調節にも必須であることを示してきた。さらにFGF23測定系の開発により、血中FGF23濃度の測定は低リン血症性疾患の診断や経過観察に有用であること、FGF23活性を低下させるFGF23遺伝子変異により高リン血症を特徴とする疾患が惹起されることなども明らかにした。これらの成績から、今後FGF23作用機構の詳細、あるいはFGF23産生調節機序を明らかにすることにより、FGF23を標的として新たな骨・ミネラル代謝異常症に対するアプローチが可能となるものと考えられる。
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