• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

個体における遺伝子操作を用いた横紋筋肉腫の発症機構の解明と治療への応用

研究課題

研究課題/領域番号 15390319
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 小児科学
研究機関東北大学

研究代表者

林 富  東北大学, 大学院医学系研究科, 教授 (40125638)

研究分担者 野田 哲生  (財)癌研究会, 癌研究所, 副所長 (10183550)
中村 潤  東北大学, 病院・講師 (50282067)
研究期間 (年度) 2003 – 2005
研究課題ステータス 完了 (2005年度)
配分額 *注記
14,100千円 (直接経費: 14,100千円)
2005年度: 3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
2004年度: 3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
2003年度: 7,900千円 (直接経費: 7,900千円)
キーワード横紋筋肉腫 / patched / Nevoid Basal Cell Carcinoma Syndrome / ソニックヘッジホッグ(Shh)シグナル / コンディショナル・ジーンターゲティング法 / 横紋筋特異的Ptc1欠損マウス / Nevoid Basel Cell Carcinoma Syndrome
研究概要

癌抑制遺伝子patchedの異常により発症するNevoid Basal Cell Carcinoma Syndromeに伴う腫瘍の一つとして、横紋筋肉腫が報告されている。このことは、横紋筋肉腫の発生にpatchedを介したソニックヘッジホッグ(Shh)シグナルの異常な活性化が関与していることを示唆している。そこで、本研究ではコンディショナル・ジーンターゲティング法を用いてマウス横紋筋特異的にpatched遺伝子(以下、Ptc1)を欠損したマウスを樹立し、解析することで生体内におけるShhシグナルの異常な活性化による横紋筋肉腫発生への関与を直接的に検証することを試みた。
これまでに我々は、Bruningらが報告したMCKプロモーター制御下にCreを発現するTGマウス(MCK-Cre)と、コンディショナルPtc1^<S/S>マウスとの交配を行い、横紋筋特異的Ptc1欠損マウス(MCK-Cre/Ptc1^<S/S>マウス)を作製した。Ptc1遺伝子変異の導入効率をサザンブロット法を用いて行って計測したところ、約50%で横紋筋特異的にPtc1の欠損を確認した。この変異マウスを、生後1年までの長期経過観察した結果、明らかな腫瘍や形態異常等は認められなかった。
遺伝的背景をB6からCD1に変えたところ、RMS発生頻度の上昇(約20%)を認めた。このRMSは、病理組織学的に胎児型RMSであった。さらにshhシグナルの下流分子として重要と考えられているPtc、Gli1、またヒトのRMSを含む様々な腫瘍において発現の増加が言われているIgf2についてreal time PCR法にて定量したところ正常横紋筋と比較してRMSにおいて上記遺伝子の発現の増加が認められた。

報告書

(4件)
  • 2005 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2004 実績報告書
  • 2003 実績報告書

URL: 

公開日: 2003-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi