研究課題
基盤研究(B)
MLL遺伝子の再構成を示す乳児白血病においてAtaxia-Telangiectasia (AT)の原因遺伝子ATMの胚細胞変異を同定した。ATMはトポイソメラーゼ阻害薬によるDNA損傷に対し、細胞周期チェックポイントの機能に重要であり、その障害はDNA損傷存在下でのG2/M期の進行を許してしまう。その一方でMLLはトポイソメラーゼによる切断部位を有し、阻害薬によって切断が固定されることから、細胞周期チェックポイントの中でもG2/M期チェックポイントの障害とMLL遺伝子転座の関連が疑われると考え、細胞周期解析とFISH法を組み合わせた技法によってMLL遺伝子の転座がM期を乗り越えることで発生することを明らかにした。Artemisは重傷複合型免疫不全症の原因遺伝子として単離同定された。Artemis異常を呈する患者細胞は強い放射線感受性を示す。このことはArtemisがDNAの2重鎖切断修復に密接な関連を持っていることを示唆している。ArtemisはDNAの2重鎖切断に対してATM依存性にリン酸化されることを明らかにした。リン酸化部位はSQ/TQモチーフに存在すると予想されるがArtemisにはこのようなモチーフが8カ所存在する。T91A,T251A,S516A,S534A,S538A,S553A,S562A,S645Aの各ミュータントを作成し、ゲルシフトアッセイによるリン酸化部位の同定を試みた。その結果S645がリン酸化部位であることを明らかにした。
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