• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

HIV経皮感染における初期感染細胞の同定とHIV感染樹状細胞の免疫学的機能解析

研究課題

研究課題/領域番号 15390338
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 皮膚科学
研究機関山梨大学

研究代表者

川村 龍吉  山梨大学, 医学部附属病院, 講師 (70262657)

研究期間 (年度) 2003 – 2004
研究課題ステータス 完了 (2004年度)
配分額 *注記
14,900千円 (直接経費: 14,900千円)
2004年度: 5,700千円 (直接経費: 5,700千円)
2003年度: 9,200千円 (直接経費: 9,200千円)
キーワードランゲルハンス細胞 / HIV / 皮膚モデル / CCR5 / c-type lectin receptor / DC-SIGN / Langerin / 経皮感染 / skin emigrants
研究概要

経皮HIV感染モデルとして、全層皮膚の表皮側からHIVを加え2時間培養し、皮膚切片を洗浄後培養液上に浮かべ、遊走してくるemigrant cellとアロCD4+T細胞を共培養し、培養液中のHIVp24をELISA法にて測定し、以下の結果が得られている。1)PSC-RANTESを経表皮的にHIV曝露前に処理すると、skin emigrantsからT細胞へのHIV播種は完全に抑制された。2)skin emigrantsには、3種類のDC群が含まれていた。3)skin emigrants中のHLA-DR^+ Langerin^+LCには約5%にHIVp24陽性の感染細胞が認められたが、DC-SIGN^+dermal DCを含むほかの樹状細胞群にはHIVp24陽性細胞は同定されなかった。4)R5HIVをに曝露した場合のみに混合培養(skin emigrants + T cell)内にHIV陽性細胞が認められたが、X4HIVの曝露によって陽性細胞は認められなかった。5)この混合培養をさらにFACSにて解析すると、HLA-DR^+ Lanmerin^+LC中に、R5HIVを曝露した場合のみ感染細胞が同定されたが、X4HIVの曝露では認められなかった。このことから、表皮内においてHIVに曝露されたLCが皮膚から遊走後、T細胞とのinteractionによりHIVを産生することが初めて証明された。6)同実験において、HIV曝露後皮膚からskin emigrantsをあらかじめPKHにて標識した後にT細胞と培養したところ、PKH^+感染細胞に隣接してHIVに感染したT細胞が観察された。これらの結果から、経表皮的HIV曝露後皮膚からのskin emigrantsからT細胞へのHIV播種はCCR5を介したLCの感染が重要であることが示唆された。

報告書

(3件)
  • 2004 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2003 実績報告書

URL: 

公開日: 2003-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi