研究課題/領域番号 |
15390360
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
放射線科学
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研究機関 | 滋賀医科大学 |
研究代表者 |
村田 喜代史 滋賀医科大学, 医学部, 教授 (20127038)
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研究分担者 |
高橋 雅士 滋賀医科大学, 医学部, 助教授 (20179526)
井藤 隆太 滋賀医科大学, 医学部, 講師 (80263052)
高櫻 竜太郎 滋賀医科大学, 医学部, 助手 (70335181)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
8,000千円 (直接経費: 8,000千円)
2004年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2003年度: 6,800千円 (直接経費: 6,800千円)
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キーワード | 開放型MR / 坐位MR / 胸壁運動 / 横隔膜運動 / 縦型開放型MR / 三次元解析 |
研究概要 |
平成15年度は、健常人における横隔膜および胸郭運動の坐位、仰臥位の違いを検討したが、平成16年度は、肺癌手術を受けた患者において、手術が横隔膜運動に与える影響について検討した。 対象は、肺癌手術を受けた39例で、切除肺葉の部位、数に分けて、横隔膜運動の変化に着目して定量的な評価を行った。また、胸部手術後には横隔神経麻痺が生じることが知られているが、その病態についてもMRIでの検討を加えた。MR撮像は、GE社製Signa 1.5Tあるいは、Signa SP 0.5Tを用い、被検者が1-3回の最大呼吸を繰り返す間に、呼吸ダイナミックスキャンを行った。得られた画像のシネ表示観察から深吸気画像と深呼気画像を同定し、両者の重ね合わせ画像をワークステーション上で作成した。この画像を用いて、左右横隔膜ドーム頂点を含む矢状断上の中央、および背側から1/4の2点における横隔膜運動変化量を計測した。 全手術例の検討では、手術側横隔膜の運動量は、術前(平均40,8mm)と比較して、術後(平均26.1mm)には有意の低下を示した。また、非手術側では、これを代償する形で、運動量の増加傾向がみられた。手術術式別の検討では、左上葉切除術、複数肺葉切除術において、著明な横隔膜運動量の低下と非手術側の有意の運動量増加がみられた。右上葉、右下葉、左下葉の切除術でも有意の横隔膜運動低下がみられたが、右中葉切除術では有意な変化がみられなかった。 これらの相違は切除部位による既存血管や気管支の変形のパターンが異なること、また切除量の違いが大きな原因と考えられるが、今後、症例の蓄積と更なる解析が必要と考えられた。
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