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交差耐性を利用した全く新しい手術後の残存腫瘍増殖のコントロール法の研究

研究課題

研究課題/領域番号 15390372
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 外科学一般
研究機関(財)癌研究会 (2005)
東京大学 (2003-2004)

研究代表者

比企 直樹  (財)癌研究会, 癌研究所, 研究員 (30313026)

研究分担者 畑尾 史彦  東京大学, 医学部附属病院, 助手 (30401079)
小川 利久  東京大学, 医学部附属病院, 講師 (80224111)
上西 紀夫  東京大学, 医学部附属病院, 教授 (30126031)
今村 和広  東京大学, 医学部附属病院, 助手 (40223333)
山口 浩和  東京大学, 医学部附属病院, 助手 (00242149)
清水 伸幸  東京大学, 医学部附属病院, 助手 (70262128)
研究期間 (年度) 2003 – 2005
研究課題ステータス 完了 (2005年度)
配分額 *注記
10,100千円 (直接経費: 10,100千円)
2005年度: 2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
2004年度: 2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
2003年度: 4,900千円 (直接経費: 4,900千円)
キーワード外科侵襲 / サイトカイン / メラノーマ / 腫瘍増殖 / 腸管Manipulation / エンドトキシン耐性 / 腸管
研究概要

実験1
目的:LPSを用いてエンドトキシン耐性(ET)を誘導できることを確認する。毒性の少ない合成のLPS receptor agonistを用いても耐性を誘導しうるか調べる。方法:RatにLPSまたは合成LPS receptor agonist(以下SLA)を前投与し、2回目に致死量のLPSを投与した際の致死率を検討する。結果:LPSによる前処置をした群は,対照群において全例が死亡する量のLPSを投与した場合,70%が生存した.SLAにて前処置をした群では,90%が生存した.結論:ETが再現した。また、SLAによってもLPSに対する致死率の改善が得られた。
実験2
目的:癌細胞の増殖促進に対する手術侵襲の影響を評価できるモデルを作成する。方法:マウスにmelanoma細胞を接種し、以下の手術を施行し、術後に腫瘍容積を測定した。A:単開腹B:肝切除C:腹膜炎モデルD:胃切開縫合E:腸管用手的刺激モデル 結果:42日目における腫瘍容積はA:2032mm^3B:2321mm^3C:2045mm^3D:6140mm^3E:6650mm^3となった。A群と比較してDにおいて有意に増大する傾向がみられた。結論:胃切開縫合モデルにおいて手術侵襲により腫瘍増大が促進することが確認された。
実験3
目的:ETを誘導した上で手術侵襲を加えると、術後の腫瘍増殖にどのような影響を与えるかを調べる。本試験 方法:マウスにmelanomaを接種し、手術(A:単開腹,B:胃切開縫合C:LPS前投与+胃切開縫合)を施行する。3.術後60日間にわたって腫瘍サイズを測定する。4.手術後の血中IL-6レベルを測定する。結果:60日目における腫瘍容積はB群と比較してC群において統計学的に有意に腫瘍増大が抑制される傾向がみられた。また、B群と比較してC群においてIL-6の術後6時間値は有意に低値を示した。結論:ET誘導により手術侵襲を軽減することで、IL-6の産生を抑制し、腫瘍増大を抑制しうることが示唆された。

報告書

(4件)
  • 2005 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2004 実績報告書
  • 2003 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] Manipulation of the small intestine as a cause of the increased inflammatory response after open compared with laparoscopic surgery2006

    • 著者名/発表者名
      N.Hikil, N.Shimizu, H.Yamaguchi, K.Imamura, K.kami, K.Kubota, M.Kaminishi
    • 雑誌名

      British Journal of Surgery 93

      ページ: 195-204

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書

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公開日: 2003-04-01   更新日: 2016-04-21  

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