研究課題/領域番号 |
15390396
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
消化器外科学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
丸橋 繁 (2004) 大阪大学, 医学系研究科, 助手 (20362725)
左近 賢人 (2003) 大阪大学, 医学系研究科, 助教授 (40170659)
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研究分担者 |
永野 浩昭 大阪大学, 医学系研究科, 講師 (10294050)
門田 守人 大阪大学, 医学系研究科, 教授 (00127309)
中森 正二 大阪大学, 医学系研究科, 講師 (70294080)
丸橋 繁 大阪大学, 医学系研究科, 助手 (20362725)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
12,100千円 (直接経費: 12,100千円)
2004年度: 5,800千円 (直接経費: 5,800千円)
2003年度: 6,300千円 (直接経費: 6,300千円)
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キーワード | 肝細胞癌 / IFN-α / IFN受容体 / TRAIL / NK細胞 / Fas-FasL / 網羅的遺伝子解析 / 門脈内腫瘍栓 / IFN併用化学療法 / IFN受容 / STAT-phosphoSTAT / IFN / IFNAR / 5-FU / 免疫組織染色 |
研究概要 |
IFN併用化学療法の作用機序の検討 (1)IFNAR(IFN受容体)とそのシグナル伝達機構の解明。 IFN併用化学療法の作用機序のなかで、IFNARを介した直接的抗腫瘍効果について、そのシグナル伝達制御機構において検討した。その結果、抗腫瘍効果とIFNARの発現強度の有意な相関関係について、in-vitroでの遺伝子導入によるIFNAR発現誘導モデルを用いて証明した。また、シグナル伝達機構の中でp-STAT、Bcl-xlの有意な関与が明らかになった。 (2)Death-LIGAND(TRAIL-TRAILR, Fas-FasL)を介した抗腫瘍効果の増強機構の解明。免疫賦活作用にもとずくapoptosisの誘導 IFN併用化学療法下での免疫賦活作用を介する抗腫瘍効果について検討したところ、TRAIL-TRAIL受容体を介したIFN併用化学療法の作用機序は、その抗腫瘍効果の誘導においては宿主のNK細胞が関与していた。また、TRAIL、TRAILRの発現にはそれぞれ5FU、IFNが関与していることが明らかになった。さらに、Fas-FasLの系と肝癌細胞のapoptosisの誘導については、リンパ球を介した間接的抗腫瘍効果の証明のみならず、そのシグナル伝達機構としてCASPASE、FLIPなどの関与が確認できた。 (3)網羅的遺伝子解析に基づいた本治療法の機序解明 IFN併用化学療法施行前後の臨床検体を用いた網羅的遺伝子解析(PCR-arrayによる解析)において、その治療効果予測を85%に施行し得る可能性が示された。
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