研究課題/領域番号 |
15390417
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
胸部外科学
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
末田 泰二郎 広島大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 教授 (10162835)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
15,100千円 (直接経費: 15,100千円)
2004年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
2003年度: 13,500千円 (直接経費: 13,500千円)
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キーワード | 胸部大動脈瘤 / 脊髄虚血障害 / 運動誘発電位 / 脊髄保護液 / 脊髄冷却パッド / 対麻痺 / 脊髄誘発電位 |
研究概要 |
胸部大動脈瘤手術中の脊髄虚血障害の術中迅速診断法と脊髄虚血障害防止法の確立のために、平成15〜16年度に以下の動物実験と臨床試験を行った。 動物実験 (1)成犬を用いた脊髄虚血障害モデルの完成:脊髄虚血障害が確実に出現するビーグル犬を用いた脊髄虚血障害モデル作成法を完成した。脊髄誘発電位(運動誘発電位、知覚誘発電位)を用いて遮断した大動脈内に冷却生食水を注入したところ、脊髄誘発電位の早期変化が得られ、大動脈遮断解除後は後肢運動機能が回復した。脊髄保護液として冷却生食水注入の脊髄障害軽減効果を確認した。 (2)家兎を用いた脊髄虚血障害モデルの作成:脊髄虚血障害がより短時間で明瞭に出現する家兎を用いた脊髄虚血障害モデルを作成し、脊髄の単純冷却(冷却生食水注入)、神経節遮断剤(プロポフォール)注入による脊髄保護効果を確認した。 (3)脊髄冷却パッドの改良と権利化:脊髄冷却パッドを試作して、より冷却効果の高い保冷剤とこれを包むビニール包装の工夫を行い、地場企業にて試作品を作成した。 臨床試験 胸腹部大動脈瘤手術例において、遮断した大動脈瘤内に冷却血液を注入して脊髄運動誘発電位の一過性低下を確認して、責任肋間動脈の局在診断と迅速な再建に役立てた。
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