研究課題/領域番号 |
15390423
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
胸部外科学
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研究機関 | 東京医科大学 |
研究代表者 |
平野 隆 東京医科大学, 医学部, 助教授 (30238381)
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研究分担者 |
山田 公人 東京医科大学, 医学部, 講師 (10349475)
筒井 英光 東京医科大学, 医学部, 講師 (50328233)
本多 英俊 東京医科大学, 医学部, 助手 (60349503)
西村 俊秀 東京医科大学, 医学部, 教授 (40366092)
加藤 治文 東京医科大学, 医学部, 教授 (20074768)
前田 雅弘 (株)免疫生物研究所, 研究開発部, 取締役部長
池田 徳彦 東京医科大学, 医学部, 講師 (70246205)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
8,300千円 (直接経費: 8,300千円)
2005年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
2004年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
2003年度: 3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
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キーワード | プロテオーム解析 / 癌関連蛋白質 / 2次元電気泳動法 / 質量分析法 / 肺癌 / 乳癌 / プロテオミクス / プロテオーム / 癌個別治療 |
研究概要 |
1.2次元電気泳動法2DEによるゲルプロテオミクス (1)肺癌組織関連蛋白質の解析:2DE→質量分析による解析で肺癌関連蛋白質(腺癌15個、扁平上皮癌16個、神経内分泌癌16個)を同定、別検体の2DE解析で検証を行った。検証実験は継続中なるも、発現蛋白質の比較による形態学によらない肺癌分類とそれに基づく治療法選択の可能性が示唆された。 (2)CDDP薬剤耐性関連の蛋白質の解析:GST-πとreticulocalbin(RCN)をゲル上で検出・同定し、白金製剤による術後補助化学療法有効症例の選択への応用の可能性を示した。また同一ゲル上での発現比較解析でCDDP耐性獲得により1.5倍以上の過剰発現を認めたスポット107個と0.75倍以下に発現低下したスポット120個を検出した。 (3)2種類のチロシンキナーゼ阻害剤による発現変化が認められるスポットを40個および33個を検出、質量分析による蛋白質分子の同定を行った。検証実験を計画中。 2.LC-MSによるプロテオーム解析 (1)肺腺癌リンパ節転移関連蛋白質の解析:腺癌t2n0症例とt1n1あるいはn2症例の組織発現蛋白の比較解析を行い、604個のリンパ節転移関連蛋白候補を検出、同定・検証実験を進めている。 (2)肺腺癌早期発見のための血漿バイオマーカーの検索:肺腺癌患者血漿(IA期・III期各10例)と健常者血漿(10例)の比較発現解析を施行。00個の肺腺癌バイオマーカー候補を検出した。既にアッセイ系が確立している00個について別血漿検体を用い検証を行ったが、患者で高値を示す傾向があったが、統計的有意差はなく早期発見のバイオマーカーとして有用性が認められなかった。 発現蛋白質プロファイル基づく分類は癌細胞の生物学的特性を反映した分類を可能にする。切除術後の経過観察方法・補助治療の個別化に向けさらなる検討を継続する予定である。
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