研究課題/領域番号 |
15390463
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
整形外科学
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研究機関 | 福島県立医科大学 |
研究代表者 |
菊地 臣一 福島県立医科大学, 医学部, 教授 (80045773)
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研究分担者 |
紺野 慎一 福島県立医科大学, 医学部, 助教授 (70254018)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
4,200千円 (直接経費: 4,200千円)
2004年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
2003年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
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キーワード | 腰椎変性疾患 / 椎間関節 / 関節炎 / サイトカイン / 腰痛 / 神経根 / 後根神経節 / 髄核 |
研究概要 |
腰部脊柱管狭窄群(LSS)と腰椎椎間板ヘルニア群(LDH)の2群間で、対比すると、以下の結果が得られた。椎間関節軟骨のIL-1βとTNF-αに関しては、両群間で差は無かったが、滑膜のIL-1βとTNF-αは、LSS群のほうが有意に濃度が高かった。IL6は、軟骨と滑膜両者でLSS群のほうが有意に濃度が高かった。下肢痛の程度と軟骨IL-1βとの関連性を検討してみると、軟骨内IL-1β陽性例のほうが、有意に下肢痛VASが高かった。腰痛関連QOLと軟骨IL-1βとの関連性を検討してみると、軟骨内IL-1β陽性例のほうが、有意にRDQ粗点が高かった。以上の結果から、腰部脊柱管狭窄では、椎間関節内のサイトカインが、下肢症状や腰痛の発現に関与している可能性が示唆された。
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