研究課題/領域番号 |
15390569
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
病態科学系歯学・歯科放射線学
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研究機関 | 神奈川歯科大学 |
研究代表者 |
鹿島 勇 神奈川歯科大学, 歯学部, 教授 (00130914)
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研究分担者 |
櫻井 孝 神奈川歯科大学, 歯学部, 助教授 (60277910)
中村 貢治 神奈川歯科大学, 歯学部, 講師 (50298238)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
14,300千円 (直接経費: 14,300千円)
2005年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
2004年度: 4,000千円 (直接経費: 4,000千円)
2003年度: 8,100千円 (直接経費: 8,100千円)
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キーワード | モルフォロジカルフィルタ / 骨構造解析 / 骨形態計測 / 診断支援 / インプラント / デジタルX線 / 骨粗鬆症 / 骨質 / 骨質評価 / 放射線 / 数理形態学 / マイクロCT / コンピューテッドラジオグラフィー / 構造評価マッピングシート |
研究概要 |
本研究の目的は、数理形態学を基本としたモルフォロジカルフィルタと骨組織切片を対象とした骨形態計測学的手法を組み合わせた新しい骨の構造解析法を確立し、骨質評価のためのマッピングシートを開発する。そして、歯科専用のデジタル画像診断装置に応用して、総合的な骨質評価システムを開発することである。当該研究期間内には以下の項目が明らかとなった。 1.顎骨骨梁構造のデジタルX線画像情報をモルフォロジー処理により骨格パターンとして抽出した。その骨格画像に骨組織形態計測学的指標(骨格量体積、骨格表面積、骨格幅、骨格数、骨格間隙、フラクタル次元、配向性、連続性、骨格結合点の数、皮質骨と骨格の結合点の数や体積、方向性そして、断面2次モーメントなど)を応用し、各指標の構造抽出に対する特徴評価をおこなった。 2.顎骨骨梁の3次元構築画像に同じ構造指標を当てはめそれを理想的な標準値として2次元の骨格画像を対象とした最適構造指標の決定をおこなった。 3.2で決定した構造、骨強度(断面2次モーメント)および骨密度指標(BMD)を記録できる骨質評価マッピングシートを作製した。 4.3で作製した骨質評価マッピングシートを歯科用デジタル画像に応用し、カニクイザルを用いた骨粗籟症病態モデルによる基礎的検証、および嚢胞・腫瘍、歯科用インプラント術後画像の臨床画像評価をおこなった。 5.4の種々の典型画像をもとに、骨質を指標とした顎骨疾患の診断、治療効果判定のための骨質評価システムとして完成させ、骨梁構造診断支援システムとして特許を取得した。
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