研究課題/領域番号 |
15390623
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外科系歯学
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研究機関 | 昭和大学 |
研究代表者 |
山下 夕香里 昭和大学, 歯学部, 兼担講師 (50260906)
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研究分担者 |
道脇 幸博 昭和大学, 歯学部, 兼任講師 (40157540)
高橋 浩二 昭和大学, 歯学部, 助教授 (40197140)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
8,600千円 (直接経費: 8,600千円)
2006年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
2005年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
2004年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
2003年度: 2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
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キーワード | 嚥下障害 / 診断法 / 介護法 / 食形態 / ゼラチン / 寒天 / 米飯 / 全粥ミキサー / 軟飯 / 常飯 / 嚥下造影検査 / 誤嚥 / 米飯検査食 / イオアガー / 摂食・嚥下障害 / 加水量 / 官能検査 |
研究概要 |
本研究の目的は、脳血管障害患者の摂食・嚥下障害に対する治療法と介護法を歯科医学の立から検討することである。 診断法では、嚥下透視画像の分析方法を検討し、時間軸上の分析から嚥下動態を解析する研究をさらに進めた。その結果、障害の仕組みの検討には有用であったが、障害のメカニズムを解明することはできなかった。次いで非侵襲的である超音波ドップラー法による誤嚥診断法の検討を行ったが、静止状態では喉頭内を流れる少量の液体の検出が可能であったが、動的な場面では検出不可能であり、嚥下運動に伴う喉頭の動きをキャンセルする方法の検討が必要であることがわかった。 摂食機能療法の体系化については、補綴物などを含む歯科医学的な方法を導入することで評価と訓練の方法を体系化にすることができた。病態に応じた介護方法に関しては、摂食・嚥下障害に対応した食物分類を行ない、患者の病態に応じた介護方法(安全な食物形態、姿勢、一口量など)と素材(寒天、ゼラチン、米飯の加水量)による適応を検討している。 本研究によって嚥下障害のスクリーニング法は確立できたので、今後は障害のメカニズムの詳細な解析とその結果に基づく根拠のある治療法の開発が必要と考えている。
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