研究課題/領域番号 |
15390631
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
矯正・小児系歯学
|
研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
白川 哲夫 北海道大学, 病院, 助教授 (00187527)
|
研究分担者 |
本間 さと 北海道大学, 大学院・医学研究科, 助教授 (20142713)
三留 雅人 北海道大学病院, 講師 (50261318)
|
研究期間 (年度) |
2003 – 2005
|
研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
|
配分額 *注記 |
14,600千円 (直接経費: 14,600千円)
2005年度: 3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2004年度: 6,100千円 (直接経費: 6,100千円)
2003年度: 5,200千円 (直接経費: 5,200千円)
|
キーワード | catechol O-methyltransferase / neuropeptide Y / 視交叉上核 / 弓状核 / エストロゲン受容体 / 歯状回 / 神経幹細胞 / 咀嚼 / 視床下部 / in situ hybridization法 / mRNA / 体性感覚経路 / グルタミン酸トランスポーター / 臨界期可塑性 / bromodeoxyuridine / ニューロペプチドY / 摂食調節中枢 / 新生ラット / in situハイブリゼーション法 / ドーパミンβ水酸化酵素 / コルヒチン |
研究概要 |
1)発達期の摂食調節中枢におけるニューロペプチドY(NPY)mRNAの発現 生後2日〜10日のSDラットを使用し、摂食調節中枢におけるNPY mRNAの発現をin situ hybridization法で調べた。弓状核のNPY mRNA発現量は、生後2、7、10日目ともに自由摂食群と比較して絶食群が有意に高かった。孤束核のNPY mRNA発現量は、生後2日では自由摂食群に比べ絶食群で増加したが、生後7、10日では差はなかった。A1領域では発現量に差は認められなかった。絶食群のラットにインシュリンあるいはレプチンをそれぞれ投与したところ、いずれも弓状核の吻側と中央部でNPY mRNA発現が減少していた。 2)新生仔脳でのcatechol O-methyltransferase(COMT)mRNAの発現変化とエストロゲン受容体の関与 生後1日〜16日のSDラットを使用し、視床下部でのCOMT mRNAの発現を調べたところ、COMTは主に神経細胞に発現し、生後1日で最も強い発現が見られその後漸減した。GeneChipによる包括的解析によっても発現量に同様の傾向がみられた。17β-estradiolあるいはbisphenol Aを投与した場合には視床下部でのCOMT mRNAの発現量は減少した。これらの薬物とエストロゲンの拮抗薬であるICI182780を同時投与した場合、COMT mRNAの発現抑制は阻止された。 3)海馬歯状回で新生した神経細胞の生存に対する咀嚼の影響 4週齢のマウスに全臼歯の抜歯を施し、抜歯していない群とともに粉末食を10週間にわたって与えた。bromodeoxyuridine(BrdU)を12日間投与したのち歯状回でのBrdU陽性細胞の生存について調べた。BrdU投与の5週後では、粉末食群で固形食群に比べBrdU陽性細胞の減少がみられ、抜歯群ではさらにBrdU陽性神経細胞の比率が低下していた。
|