研究課題/領域番号 |
15390674
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
臨床看護学
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研究機関 | 長野県看護大学 |
研究代表者 |
安田 貴恵子 (2005) 長野県看護大学, 看護学部, 教授 (20220147)
縄 秀志 (2003-2004) 長野県看護大学, 看護学部, 助教授 (90254482)
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研究分担者 |
北山 秋雄 長野県看護大学, 教授 (70214822)
岩月 和彦 長野県看護大学, 教授 (20004666)
唐澤 由美子 長野県看護大学, 助教授 (40277893)
野坂 俊弥 長野県看護大学, 助教授 (90281253)
千葉 真弓 長野県看護大学, 講師 (20336621)
藤垣 静枝 長野県看護大学, 看護学部, 助教授 (10420697)
御子柴 裕子 長野県看護大学, 看護学部, 講師 (00315847)
武田 貴美子 長野県看護大学, 看護学部, 助手 (10405128)
安田 貴恵子 長野県看護大学, 看護学部, 教授 (20220147)
嶋澤 順子 長野県看護大学, 講師 (00331348)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
14,700千円 (直接経費: 14,700千円)
2005年度: 2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
2004年度: 3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2003年度: 8,700千円 (直接経費: 8,700千円)
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キーワード | 在宅移行期 / 在宅療養者 / 家族介護者 / 看護介入モデル / 症状管理 / ストレス反応 / 日常生活 / 移行期看護 / 症状マネジメント / 介護介入モデル / 症状 / 家族 |
研究概要 |
病院を退院して在宅での生活が安定するまでの移行時期における看護支援を開発するために、退院後3ヶ月間を在宅移行期と操作的に定義して、移行期看護の内容・方策を検討した。具体的には、在宅移行期における患者と家族の看護ニーズの把握と看護介入モデルの開発、外来看護の実態調査、看護介入の効果の評価指標の検討を行なった。以下にその成果を示す。 1.胃切除術を受けた患者の症状と生活について退院後2週間、1ヶ月、2ヶ月、3ヶ月の4時点を調査した。上部・下部消化器症状については、患者が実施している対処を支持するとともに具体的方法を伝える必要性がある。心身面の不調は、消化器症状よりも訴えが多く、対処困難感も強く、これらに対する看護ニーズは高い。 主介護者は、患者の退院から継続して患者の体調管理や食事づくりを行っていた。退院後2週間目の困難感が強く、時間の経過に伴って食事内容や患者の活動についての助言を求めていた。主介護者自身も、ストレス症状を継続して訴えていた。介護面に加えて、主介護者の健康管理支援も必要である。 2.経済面の調査では、退院1ヶ月目に月収が減少している一方で外来診療医療費の負担額は高く、市販薬の購入費等の支出も多く、退院1ヶ月後の経済的負担が大きかった。 3.N県内43医療施設の外科外来における看護師は、患者に対する指導・相談の必要性を感じていた。しかし、医師が行なっているとの理由から指導・相談の実施状況は低かった。 4.唾液IgA濃度とR-Rスペクトル解析による自律神経活動がストレス状態の評価指標としての有効性を検討し、今後の課題を明らかにした。 これらの研究成果をもとに、看護モデルを検討し、さらに「胃切除術を受けた患者と家族のためのガイドブック」を作成した。さらに、脳血管疾患障害者と主介護者の看護ニーズ把握の予備的調査を行い、これをさらに発展させるための研究計画を申請している。
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