研究課題/領域番号 |
15390679
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
地域・老年看護学
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研究機関 | 東海大学 (2004-2006) 東京大学 (2003) |
研究代表者 |
錦戸 典子 東海大学, 健康科学部, 教授 (10172644)
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研究分担者 |
村嶋 幸代 東京大学, 大学院医学系研究科, 教授 (60123204)
麻原 きよみ 聖路加看護大学, 看護学部, 教授 (80240795)
安齋 由貴子 宮城大学, 看護学部, 教授 (80248814)
福田 英子 東海大学, 健康科学部, 講師 (50296521)
田口 敦子 東京大学, 大学院医学系研究科, 助手 (70359636)
永田 智子 東京大学, 大学院・医学系研究科, 助手 (80323616)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
14,300千円 (直接経費: 14,300千円)
2006年度: 3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
2005年度: 3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2004年度: 3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2003年度: 3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
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キーワード | 保健師 / グループ支援活動 / 組織支援活動 / 支援プロセス / アウトカム / グループ支援 / コミュニティ支援 / プロセス |
研究概要 |
本研究では、地域および職域分野で働く保健師の活動を中心に、関連領域を含めた先行研究の総括、質的ならびに量的研究を行って、保健師によるグループ支援およびコミュニティ支援活動についての概念枠組みと活動プロセスを整理し、さらに活動成果との関連性を検証してアウトカムに基づいた支援方法の標準化を試みた。 1.行政保健師によるグループ支援活動のプロセスの抽出と標準化 保健師によるグループ支援の方向性として、「グループの形成支援」、「グループの主体性獲得の支援」、「グループ活動の地域への発展の支援」の3つのカテゴリーが抽出され、それぞれ詳細な支援プロセスが明らかとなった。支援プロセスとアウトカムの関連についても概ね有意な関連が認められ、アウトカムに基づいたグループ支援プロセスとして体系化することができた。 2.地域・職域連携システム構築における保健師活動プロセスの検討 行政保健師による地域・職域連携システム構築に向けた活動として、行政保健師が事業所や職域関連機関間のネットワークづくりの要となる、連携協議会設置・運営の実質的な調整役を果たす、等の支援プロセスが明らかになった。 3.事業所の産業保健師等による職場エンパワメント・プロセスの検討 事業所に所属する産業保健師等による職場エンパワメント・プロセスとして、直接的な健康支援活動を行いつつ、職場のキーパーソンを中心に安全衛生委員会などを活用して健康職場づくりに向けての組織的な合意形成を図れるよう支援するなど、職場組織に向けた詳細な支援プロセスが抽出された。 4.総合健康保険組合保健師による事業所支援活動および関連要因に関する研究 総合健康保険組合保健師による事業所支援プロセスとして、戦略を立て総合健保内の合意形成を図る、事業所担当者等の動機付けを促し多面的に支援する、活動の評価および普及を図る、などの詳細な支援プロセスならびにその関連要因が抽出された。
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