研究課題/領域番号 |
15401005
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 海外学術 |
研究分野 |
宗教学
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研究機関 | 宮崎公立大学 |
研究代表者 |
中別府 温和 宮崎公立大学, 人文学部, 教授 (00155805)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
2006年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2005年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2004年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2003年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
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キーワード | ゾロアスター教 / パーシー / 聖なる火 / 聖火殿 / 祈り / 鳥葬の塔 / 宗教的象徴 / アヴェスター / ゾロアスター教徒 / 悪魔 / 内調整 / 有意味図版 / 自由連想 / 清浄儀礼 / 鳥葬 / 宗教的意味 / 祭司階級 / 平信徒 / 祭司管轄権 / イラン / ダフマ |
研究概要 |
本研究は、これまで長年にわたって取り組んできたインド西北沿岸地域におけるゾ教の存続と変容に関する実態調査を、主に次の視点から発展させることを目的とした。 この研究による新しい事実の発見と今後に結びつく研究の新たな展開の可能性に関する詳細は報告書(和文ならびに欧文)に記載した。なお、和文および欧文の報告書の内容は一部重なるが、相互に対応はしていない。 1.ナウサリの聖火殿と鳥葬の塔に関するグジャラーティ史料を発掘し、翻刻する。 従来、明らかにされることのなかった聖火殿の歴史をグジャラーティ史料によって明らかにするとともに、それらを英訳し、他のゾロアスター教研究者の活用に供した。 2.有意味図版と作文による分析方法によって聖なる火と鳥葬に関するゾ教徒の心的態度を取り出す。 これまで研究が行われて来なかったゾロアズター教の宗教的象徴に対するゾ教徒の思考と態度を、有意味図版と写真と作文を使用した分析方法で明らかにした。 3.インド西北沿岸地域に現存するゾ教徒パーシーの実態を、イラン学ならびにイスラーム学の方法と分析視点から再吟味し、現地調査の内容を批判的に見直し、それらについての記述の正確さを徹底して精査する。 古代イランの文化がゾ教徒のコミュニティーにどのように継承され、あるいはまた変容させられているかを、祈りと社会構造を中心に考察し、それらについて新しい事実を発見し、公表した。 4.最後に、本研究は宗教現象ならびに宗教集団の変容の側面に関する仮説的見解を得ることも課題として含んでいる。 宗教集団が移動する過程で、何が変容し、何が継続するのか、という視点から研究を行い、社会構造、経済的態度、儀礼慣習等に関して仮説的な新たな見解を提示した。
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