研究課題/領域番号 |
15401009
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 海外学術 |
研究分野 |
美学・美術史
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研究機関 | 広島市立大学 |
研究代表者 |
服部 等作 広島市立大学, 芸術学部, 教授 (50218509)
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研究分担者 |
中野 照男 東京文化財研究所, 美術部, 部長 (20124191)
奥山 直司 高野山大学, 文学部, 教授 (50177193)
笠原 浩 広島市立大学, 芸術学部, 助教授 (10282807)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
12,800千円 (直接経費: 12,800千円)
2006年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2005年度: 5,400千円 (直接経費: 5,400千円)
2004年度: 3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2003年度: 2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
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キーワード | チベット / 仏教美術 / 工芸美術 / 芸能 / ヒマラヤ / 青海省 / アーカイブ / フィールド調査 / アムド / 密教芸術 / 表象芸術 / 工芸 |
研究概要 |
1.平成15から18年度の本研究調査の成果: (1).造形と表現文化の調査: 1)ヒマラヤ南麓の密教文化圏の調査実施(2003年8/20-9/7)によるインド-シッキム間の仏聖跡、密教文化の基層と現状調査、 2)青海省玉樹県-海西藏族自治州の現地調査(2004年7/23-8/14)で造形と表現文化調査実施、 第二期調査(2005年7/26-8/20、2006年3/8-/18)):青海省・西寧から西蔵自治区・ラサ間の密教文化圏の現地調査の実施。チベットの表現文化として青海省玉樹・果格、青海省黄南藏族自治州の賽馬祭、六月会の芸能調査、その伝統保存の必要性について報告 3)法舞調査(2004年2/4-2/10)古い伝統表現の形態をのこす青海省黄南藏族自治州同仁県ゴマル寺の法舞を調査、古い法舞(チャム)の形態の特徴性を解明。 4)学術施設調査実施(2006年3/8-/18):故宮博物院雨花閣、内陣調査と収蔵品調査、北京市内,白塔寺,庸和宮、承徳市チベット仏教寺院の伽藍と収蔵品調査、北京首都博物館の収蔵資料の調査、撮影、 2.チベットの文化調査の成果物化: 調査による造形および表現領域における特徴的文化をシンポジウム「チベットの芸術と文化」、出版化、資料記録に関して研究分担者、協力者相互の研究交流を実施し相互の研究成果を交流。 3.研究実績: 研究代表者の服部等作を研究班長、研究分担者の中野照男、奥山直司、笠原浩による本調査の結果、青海(旧アムド地方)から西藏(中央チベット)を結ぶチベット仏教文化が中国・江南、蒙古への伝播ルートに沿った吐蕃時代にさかのぼる歴史・地勢的、および芸術の今日的状況と現地調査を推進出来た。チベット(特に吐蕃帝国時代)が中国に及ぼした造形と表現について図像、文書、工芸製作技法調査の成果をまとめることができた。
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