研究課題/領域番号 |
15401014
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 海外学術 |
研究分野 |
言語学
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研究機関 | 静岡大学 |
研究代表者 |
森口 恒一 静岡大学, 人文学部, 教授 (10145279)
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研究分担者 |
山田 幸宏 姫路獨協大学, 外国語学部, 教授 (00036659)
笠原 政治 横浜国立大学, 教育人間学部, 教授 (70130747)
野林 厚志 国立民俗学博物館, 助教授 (10290925)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
13,200千円 (直接経費: 13,200千円)
2006年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
2005年度: 2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
2004年度: 3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2003年度: 4,800千円 (直接経費: 4,800千円)
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キーワード | ブヌン / ヤミ / イトバヤット / イヴァタン / ツォウ / 博物館 / 民間伝承 / 氏族制度 / 集集大地震 / ルカイ / 沖言葉 / 漁師ことば / 狩猟 |
研究概要 |
本調査研究は、現地調査としては、主に、フィリピン関係を森口と山田が、台湾関係を森口、笠原、野林、それに加えて、研究協力者の宮岡が担当した。特に、フィリピン側は、台湾と密接な関係があるイヴァタン族、イトバヤット族に、そして、台湾側は、国境地帯のヤミ族、そして、山岳地域に居住するブヌン族、ツォウ族、ルカイ族に注目して調査を行った。 科学研究費による調査研究の期間内に2冊の出版物を世に出した。第一冊目は、当初から我々の調査研究に参加して頂いている山田氏の70歳の記念と今後の活発な調査研究を期待した、中間報告書-Batanes Islands and Taiwan.(391pp.)を2005年4月に公にした。この報告書には、森口"Northern Bunun Texts No2"、山田"An Itbayat Chronicle"、笠原「屋内埋葬 -日本統治期における台湾原住民の旧慣消滅をめぐって」、野林「台湾における狩猟活動の系譜」、宮岡「ツォウの霊的存在をめぐる一考察」などの論文が含まれている。 一方、本計画の最終報告書として2007年3月にTexts, Contexts and Materials ---Bunun Texts No.3"、orResearch Reports on Batane and Taiwan.(201 pp.)を公にした。この論文には、森口"Northern Bunun Texts No.3"、山田"Conversations in the Itbayat Language"、笠原「阿里山ツォウの氏族制形成に関する口頭伝承」、そして、野林「博物館における台湾原住民文化」が含まれている。 また、この調査研究の結果の一部は、森口(2006)"Lexical Variations in the Batanic Language: Male and Female Urination."が、マニラで、森口(2006) "Acoustic and Structural Analysis of Enclitic Particles in Tagalog."が、オランダで出版された。
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