研究課題/領域番号 |
15402007
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 海外学術 |
研究分野 |
地域研究
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
重田 眞義 京都大学, 大学院アジア・アフリカ地域研究研究科, 助教授 (80215962)
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研究分担者 |
太田 至 京都大学, 大学院アジア・アフリカ地域研究研究科, 教授 (60191938)
伊谷 樹一 京都大学, 大学院アジア・アフリカ地域研究研究科, 助教授 (20232382)
荒木 美奈子 京都大学, 大学院アジア・アフリカ地域研究研究科, 研究員(COE) (60303880)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
13,200千円 (直接経費: 13,200千円)
2006年度: 2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
2005年度: 3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2004年度: 3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2003年度: 3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
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キーワード | アフリカ / 生業システム / 環境保全機能 / 地域研究 / エチオピア / エンセーテ / ELS / 持続的 / 持続性 / 在来知識 / ウガンダ / 農業生態学 / バナナ / 民族植物学 / ジェンダー |
研究概要 |
エチオピア西南部高地に展開するエンセーテ生業システム(Ensete Livelihood System : ELS)に関して、南オモ県アリ地域の農家においてエンセーテ畑への労働投入量、外部資材投入量、時間配分、粗収量、収穫物のエネルギー量、分配、販売・加工・消費量など基本調査項目を設定し、資料収集をおこなった。エンセーテ栽培地域における土地生産性および労働生産性の差異が環境保全に与える影響について、現地での実態調査によって蓄積されたエンセーテの収量、エンセーテ栽培への労働投下量などに関する基礎資料をもとに、アリ地域で得られた土地生産性・労働生産性の算定をおこなうための予備的な資料を作成した。また、「ELSはエチオピア高地におけるイネ科穀類農業に較べて環境保全的である」という仮説を検証するために、ソルガム、オオムギ、テフ、コムギ、トウモロコシなどを休関しながら栽培する耕地の土地生産性および労働生産性などに関する定量的調査をおこなった。また、ELSの土壌肥沃度や人口支持力などの指標算定および、類似の生業システムとの比較を視野に入れた環境保全機能の評価をおこなった。計画の後半では南オモ地域において集積した資料をもとにELSの人口支持力の算定を試みた。エチオピアにおけるELSに類似の生業システムとして、東アフリカ高地に位置するウガンダ大湖地方周辺のガンダ地域における料理用バナナ(マトケ)を基盤とする生業システムを対象として、生業の動態に関する予備的調査を実施した。マトケ生業システムとELSの比較を目的に平成18年度には、ウガンダおよびエチオピアの研究者が京都に一同に会して国際ワークショップを開催した。また、ウガンダ中北部の高地地域に生育する野生エンセーテの分布と利用に関する民族植物学的調査を実施した。最終年度には、エチオピアにおけるELSの持続的な生業システムとしての最終評価をおこない、その継承・発展の具体的モデルを提案した。
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