研究課題/領域番号 |
15402010
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 海外学術 |
研究分野 |
地域研究
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研究機関 | 津田塾大学 |
研究代表者 |
小倉 充夫 津田塾大学, 学芸学部, 教授 (40055322)
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研究分担者 |
井上 一明 慶應義塾大学, 法学部, 教授 (80159970)
永原 陽子 東京外国語犬学, アジアアフリカ言語 文化研究所, 助教授 (90172551)
遠藤 貢 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 助教授 (70251311)
船田クラーセン さやか (船田 クラーセン さやか / 舩田クラーセン さやか) 東京外国語大学, 外国語学部, 講師 (70376812)
セハス モニカ 津田塾大学, 学芸学部, 助手
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研究期間 (年度) |
2003 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
11,500千円 (直接経費: 11,500千円)
2005年度: 3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
2004年度: 4,200千円 (直接経費: 4,200千円)
2003年度: 3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
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キーワード | 民主化 / 社会変動 / 民族紛争 / 農村社会 / 南部アフリカ / 南アフリカ / モザンビーク / ザンビア / 人種関係 / 紛争 / ジンバブエ / 複数政党制 / 選挙 / 歴史教育 / 真実和解委員会 / 構造調整 / ジンバブウェ |
研究概要 |
南部アフリカ諸国において選挙が繰り返し実施され、制度的な民主化は進展してきた。しかし政府による言論弾圧や司法介入など民主化の課題も明確になってきた。しかも民主化が社会改革を伴ったとはいえず、階層間・地域間格差は拡大し七いる。南アフリカやジンバブエにおける土地改革やザンビア、モザンビークにおける貧困の解消などがこの地域の民主化の持続にとって重要である。 南アフリカの民主化は他のアフリカ諸国に比較すると成熟している。しかしアパルトヘイトに限らず植民地支配の遺産にどう向きあい克服するかという問題が残されている。このてんではナミビアも同様であり、ジンバブエにも共通する。これらの国々ではョーロッパ系住民の数が多くその影響力の大きさ故に、植民地支配の問題は民主化と深くかかわっていることが明らかとなった。 民主化や経済自由化は経済的機会を増大させ、社会的な変化を促進した。すなわち従来からの相互扶助的な規範を弱め社会変容をもたらしつつあることは新たな社会的葛藤や不安を生み出した。ザンビアでは構造調整導入後、地方市場の発展が見られたが、農民の購買力は向上せず、しかも不安定であり、季節性も著しい。商工業者は農業にも従事せざるをえない。ジンバブエでは市場経済化と人口増加により従来の共同牧草地の管理・運営が危機に瀕している。モザンビークでは解放闘争以来の地域対立構造が民主化の進展の中で再生産されている。いずれにおいても南部アフリカでは民主化が進展しつつも、それによる社会変容が民主化に対して新たな課題をつきつけている。
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