研究課題/領域番号 |
15402019
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 海外学術 |
研究分野 |
国際関係論
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研究機関 | 政策研究大学院大学 (2005) 京都大学 (2003-2004) |
研究代表者 |
白石 隆 政策研究大学院大学, 政策研究科, 教授 (40092241)
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研究分担者 |
ハウ キャロライン・シー (ハウ キャロライン シー) 京都大学, 東南アジア研究所, 助教授 (70314268)
水野 廣祐 (水野 広祐) 京都大学, 東南アジア研究所, 教授 (30283659)
濱下 武志 京都大学, 東南アジア研究所, 教授 (90126368)
アビナーレス パトリシオ 京都大学, 東南アジア研究所, 助教授 (60314267)
鳥居 高 明治大学, 商学部, 助教授 (70298040)
見市 健 日本学術振興会, 特別研究員
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研究期間 (年度) |
2003 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
10,500千円 (直接経費: 10,500千円)
2005年度: 3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2004年度: 3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2003年度: 3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
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キーワード | 中産階級 / 東アジア / 地域主義 / 華人 / ネットワーク / 中国化 / 日本化 / アメリカ化 / 経済発展 / 華僑 / イスラーム復興 / 東アジア地域形成 / アイデンティティ |
研究概要 |
東アジア・東南アジアでは、一九八〇年代から一九九〇年代の地域的な経済発展の中で、高等教育を受けたプロフェッショナルを中心とするバイリンガル、ときにはトリリンガルの新しい中産階級が「マス」として橿頭するようになった。本研究は、こうした東アジア・東南アジアにおける中産階級の擡頭に注目し、「アメリカ化」「日本化」「中国化」を鍵概念として、いまこの地域でどのような秩序が形成され、またインドネシア、マレーシア、タイ、フィリピンなどの国々において、どのような国内政治経済体制が編成されようとしているかを明らかとするものである。 本研究の具体的成果は大きく以下のようにまとめることができる。 (1)マニラ、バンコク、ジャカルタの華人コミュニティを取り上げ、1980年代以来の経済発展とグローバル化と地域化のなかで、華人コミュニティがどのように変貌しつつあるか、これを中産階級化と超国籍化を鍵概念として、社会史的に分析した。その主たる研究成果としてはHau,"The Chinese Question"がある。 (2)タイ、フィリピン、インドネシア、マレーシアにおいて中産階級はどのように形成され、政治的、経済的、社会的、文化的にどのような特徴をもっているか、これを、華人コミュニティの中産階級化と超国籍化、プリブミ中産階級の成立と発展、両者の対立と協調に注目しつつ明らかにした。その主たる研究成果としては鳥居高「1990年代以降のマレーシア中間層の位置づけ」、見市建「インドネシア都市中間層にとってのイスラームと出版」がある。 (3)「アメリカ化」「日本化」「中国化」などのプロセスのなかで、中産階級がいまどのような規範と生活スタイルと政治経済システムを受け入れ、どのようなアイデンティティを形成しつつあるのか、これを国内政治経済体制の再編、東アジア地域秩序の形成との関連で明らかにした。その主たる成果としてはShiraishi,"The Third Wave : Southeast Asia and Middle-Class Formation in the Making of a Region"がある。
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