研究課題/領域番号 |
15402031
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 海外学術 |
研究分野 |
商学
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研究機関 | 法政大学 |
研究代表者 |
矢作 敏行 法政大学, 大学院イノベーション・マネジメント研究科, 教授 (40230289)
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研究分担者 |
関根 孝 専修大学, 商学部, 教授 (70076933)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
11,400千円 (直接経費: 11,400千円)
2006年度: 2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
2005年度: 2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
2004年度: 2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
2003年度: 2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
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キーワード | 小売国際化 / 現地化 / 知識ベース / 流通近代化 / 外資参入 / 家電流通 / 総合量販店 / 中国国家重点育成企業 / 自由市場 / グローバリゼーション / 中国:韓国 / チェーンストア / 量販店 / 総合スーパー / アジア戦略 / 家電量販店 / 華僑資本 / 国際化プロセス / 流通 / 小売市場 / 国際化 / 韓国 / 東アジア / 流通外資 / 流通資本自由化 |
研究概要 |
矢作は日本、欧米、韓国企業8社を対象に現地調査を重ね、アジアにおける小売国際化プロセスの実態把握と概念化に取り組み、研究期間中に発表した10件以上の雑誌論文を基に、2007年3月序章、結章を含め計12章、385頁の単著を刊行した。初期参入、現地化、グローバル統合の小売国際化プロセスのうち、現地化段階に焦点を絞り、おもに総合量販店(総合スーパー、ハイパーマーケット、スーパーセンター)の経営知識の移転・適応・創造を戦略パターンとして類型化し、そのうえで「経営の優位性」の成果が参入市場、参入時期、参入方法により異なる理由を導き出した。また日本と欧米企業のグルーバル市場観の違いに指摘し、実務的な含意を提示した。理論的には、知識ベースの小売国際化論の必要性を明らかにして、今後の研究の方向性を示した。 関根はアジアにおける小売と流通の国際化プロセスを別の角度から現地調査した。1つは、調査対象地域を韓国に絞り込み、ソウル市や光州市の現地調査を通して、在来市場、百貨店、総合量販店(割引店)、家電専門店問の競争状況を分析し、そこから外資参入の困難性を指摘した。2つには、中国研究は河北省唐山市に絞り、複数回訪問調査し、韓国同様、具体的に流通近代化のプロセスの把握し、急速に国際化する中国小売・卸市場の変化を探った。3つには、韓国、中国における家電流通システムの変化を論文にまとめ、日本を含む比較分析に取り組んだ。 研究成果の一部はすでに公表したが、今後は矢作、関根が共著で、中国流通の近代化プロセスに関する研究書の刊行を計画している。それと並行して、関根は韓国流通研究の成果を一冊にまとめることを目標にしている。
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