研究課題/領域番号 |
15402038
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 海外学術 |
研究分野 |
社会学
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研究機関 | 立教大学 |
研究代表者 |
佐久間 孝正 立教大学, 社会学部, 教授 (80004117)
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研究分担者 |
阿部 珠理 立教大学, 社会学部, 教授 (50184213)
水上 徹男 立教大学, 社会学部, 助教授 (70239226)
舛谷 鋭 立教大学, 社会学部, 助教授 (90277806)
田房 由起子 (田房 由紀子) 立教大学, 社会福祉研究所, 研究所研究員 (20350291)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
6,800千円 (直接経費: 6,800千円)
2005年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
2004年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
2003年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
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キーワード | 日系南米人 / インディアン市民権法 / アイヌの教育 / 地域学習支援教室 / 国際アジア歴史者会議 / ベトナム系コミュニティ / アメリカのベトナム難民 / 難民の国際比較 / 母語教育 / 現地補習校 / 市民権 / エスニシティ / 社会的排除 / ニューカマー / グローバル・マイグレーション / 日本語補習校 / サブカルチャー / トランスナショナリズム / 華僑ネットワーク / アメリカ先住民 |
研究概要 |
佐久間は、グローバリゼーション下のもとでますます重要なる市民権の意義を理論的に整理する仕事と同時に、日本の伝統的なマイノリティであるアイヌの子どもたちの地域学習室の意義を調査しまとめた。阿部は、サウスダコタ州、ローズバッド、パインリッジおよびスタンディング・ロックの各アメリカ先住民保留地の部族大学を始めとする教育機関における民族文化教育、母語教育の実態、およびの保留地コミュニティが取り組む言語維持の試みに関する現地調査を行なった。水上は、オーストラリアと比較しつつ多民族国家シンガポールの日本人学校と日本の駐在員を中心としたエクスパトリエイト・コミュニティに関する情報収集並びに調査を行なった。特に、海外の日本人学校のなかでも、非常に大規模な学生数1,000人を超える学校の様子を分析し、海外の日本人学校の問題を析出した。舛谷は、これまた多民族国家マレイシアやシンガポールで華僑系の問題並びに華人同郷会館資料に基づき、チャイニーズ・ディアスポラ研究を行なった。田房は、アメリカ・カリフォルニア州にあるベトナム系コミュニティの変容を調査し、さらにカリフォルニア大学アーバイン校にある東南アジア・アーカイブで最新資料収集をしながら、バイリンガル教育実施校を2校訪問し、現地調査を行なった。これらの調査を通して、現在、人の移動が頻繁になるもとで、国籍によらない市民権の役割と、マイノリティの市民権の重要性が確認できた。
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