研究分担者 |
吉岡 洋 愛知県立大学, 情報科学部, 教授 (10027287)
関口 秀雄 京都大学, 防災研究所, 教授 (20027296)
宝 馨 京都大学, 防災研究所, 教授 (80144327)
立川 康人 (立川 康夫) 京都大学, 防災研究所, 助教授 (40227088)
加藤 茂 豊橋技術科学大学, 工学教育国際協力研究センター, 助教授 (40303911)
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配分額 *注記 |
11,000千円 (直接経費: 11,000千円)
2005年度: 3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2004年度: 3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2003年度: 3,800千円 (直接経費: 3,800千円)
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研究概要 |
1.海岸への拡散過程:ジャワ海における海流と吹送流に,アジアモンスーン,太平洋のENSO,インド洋のDM(ダイポールモード)がどのように寄与しているのかを調査した.西カリマンタン・カプアス川および北スラウェシ・ブヤット湾での水銀汚染調査,および地球環境,南北問題を考慮した流域開発構想を示した.2.河川での生産・流出過程:ジヤワ,スマトラ,セラウェシ,カリマンタン島の主要河川からの流量データを収集するとともに,NCAR/NCEPの全球の気象再解析データ(降雨量)から河川流量を推算する方法を確立した.3.河口での堆積・拡散過程:ジャカルタを対象として,流域でのゴミ生産過程と河口での集積,ジャワ海への広散過程の調査を行った.4.ジャカルタ市街:これまでジャカルタ周辺で地域毎に行われてきた調査結果が多くあり,これらを集積しデータベースを作成した.5.ソロ川流域・スラバヤ市街:これまで実施してきたソロ川流域における土砂の生産・流送特性に基づき土沙総合管理の在り方をまとめた.6.ウジユンパンダン市街:NCAR/NCEPの全球の気象再解析データ(降雨量)とダムの堆砂量とから雨量,流量,土砂流出量を推定し,河口デルタの地形変化との関係を調査した.7.ジャワ海沿岸域:NCAR/NCEPの全球の気象再解析データ(地上風)を気象外力とし,研究代表者らが開発したジャワ海における物質拡散シミユレーションモデルに基づき,物質の拡散過程を予測するシステムを作成した.8.調査の結果を総括し,インドネシアが必要としている河川・海岸系の総合的な防災,環境保全対策をまとめた.
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