研究課題/領域番号 |
15500024
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ソフトウエア
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研究機関 | 九州工業大学 |
研究代表者 |
橋本 正明 九州工業大学, 大学院・情報工学研究科, 教授 (20253560)
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研究分担者 |
片峯 恵一 九州工業大学, 大学院・情報工学研究科, 助手 (00264135)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
2005年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2004年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2003年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | UML / 大規模仕様 / 仕様合成 / 仕様レビュー / システム分析 / 業務分析 / プロジェクト・マネジメント / ERVM |
研究概要 |
我が国の経済を回復するには、産業へ更に深くITを適用することが不可欠である。しかし、大規模合併銀行の情報システムが大きな社会問題を起こした等の事例は多い。このように、我が国の大規模情報システム開発の実戦的な能力は必ずしも高くはない。その中で、ビジネス・リエンジニアリングのためのシステム分析能力と、大規模システム開発のためのプロジェクト・マネジメント能力は特に問題である。一方、e-Japan構想では高度なIT技術者・研究者の人材教育が重視されている。しかし、大学などにおいて、大規模情報システム開発の実戦的能力を育成するための教育方法は、未開発である。そこで、以下の研究を行った。 (1)UML・仕様大規模合成 大規模情報システム開発に必要なUML記述仕様の合成をレビューするためのルーズリー結合の支援ツールを研究した。また、その評価によって弱点と判明した動的モデルについて、ルールベースの記述法を導入した。組込みソフトウェアの仕様については、イベントドリブンに着目した仕様理解のための抽象構造も研究した。 (2)システム分析 リーンメソッドを用いた業務分析プロセスのモデリングを研究した。また、中小企業を調査した結果、現在流行りつつあるTOC(Theory Of Constraint)理論の重要性が判明した。最近はプロジェクト型の業務が多いので、CCPM(Critical Chain Project Management)を事例研究し、ツールも試作した。組込みソフトウェアの非正常系分析技術も研究した。 (3)プロジェクト・マネジメント プロジェクト要件の価値管理が可能なERVM(Earned Requirement Value Management)のモデリングとツールを研究した。さらに,その研究をソフトウェア開発の上流工程へ拡張して、品質管理とリスク管理に有効なトレーサビリティモデルを研究した。
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