研究課題/領域番号 |
15500027
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ソフトウエア
|
研究機関 | 福岡工業大学 |
研究代表者 |
趙 建軍 福岡工業大学, 情報工学部, 助教授 (20299580)
|
研究期間 (年度) |
2003 – 2004
|
研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
|
配分額 *注記 |
2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
2004年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2003年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
|
キーワード | アスペクト指向プログラミング / プログラムの依存性解析 / ソフトウェア開発環境 / ソフトウェアの複雑さ計測 / プログラミングスライシング |
研究概要 |
本研究では信頼性の高いアスペクト指向プログラムの開発支援環境を基礎付けるために、アスペクト指向プログラムの挙動における構成要素間の依存性関係を究明すると共に、アスペクト指向プログラムにおける新しい依存性概念を提案し、アスペクト指向プログラムの依存性モデルを構築することを目指す。また、構築された新しい依存性モデルをアスペクト指向プログラムの理解、テスト、デバック、保守、再利用、及び複雑さ計測へ適用し評価すると共に、信頼性の高いアスペクト指向プログラムの開発支援環境に対するその有効性を明確にすることを目指している。本研究ではこれまで得られた主な研究成果は以下の通りである。 (1)アスペクト指向プログラムにおける多重情報流れを表現できる有向グラフを定義した。その有向グラフに基づいて、アスペクト指向プログラムにおける構成要素間の構造と挙動に関する依存性を洗い出して抽象化し、これらの依存性概念に基づいてアスペクト指向プログラムの新しい依存性モデルを提案した。 (2)アスペクト指向プログラムの依存性モデルに基づいてアスペクト指向プログラムを静的にスライスするアルゴリズムを開発した。 (3)アスペクト指向プログラムの依存性に基づいてアスペクト指向プログラムの複雑さを評価する尺度も提案した。 (4)アスペクト指向プログラムのスライシングツールを開発した。 (5)アスペクト指向ソフトウェアの総合的開発支援環境の構造を提案した。
|