研究課題/領域番号 |
15500073
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
メディア情報学・データベース
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研究機関 | 九州大学 (2004) 九州大学(芸術工学研究院) (2003) |
研究代表者 |
藤村 直美 九州大学, 大学院・芸術工学研究院, 教授 (40117239)
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研究分担者 |
堀 良彰 九州大学, 大学院・システム情報科学研究院, 助教授 (90264126)
牛尼 剛聡 九州大学, 大学院・芸術工学研究院, 助手 (50315157)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
2004年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2003年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
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キーワード | モバイル / 情報共有 / 情報検索 / カメラ付き携帯電話 / 現地調査 / 画像情報 / ブロードバンド |
研究概要 |
本研究では、研究者が研究を遂行する上で遭遇・入手するテキストや画像の各種情報を他の多くの研究者と手軽に共有できる情報システムを構築することを目的としている。研究成果は次の通りである。 (1)研究者間で各種研究情報を共有するために、カメラ付き携帯電話や様々な規格のデジタルカメラによって撮影した画像を登録し、それを参照しながら議論を行えるシステムを構築した。また、同じ仕組みで動画についても同様のことができることを確認した。 (2)特定のテーマで研究を行っている研究グループで情報を共有する際に、研究情報を共有する研究者の集合を適切に取り扱うためのシステムを構築した。これは保守・管理したい項目を定義することで、研究者情報の登録、更新、削除、表示、検索を適切に行うためのシステムそのものを自動的に構築できるものである。この仕組みと画像情報を共有するシステムと連携させることで、無関係な人に研究情報が漏洩することを防ぐことができる。 (3)携帯電話のカメラやデジタルカメラで撮影した画像を蓄積・共有するシステムにおいて、それらの画像の中から研究者が必要とする情報を検索するために、主に牛尼が中心になって、目的の情報を従来よりも柔軟にかつ効率よくブラウザから検索するための手法を提案し、発展させた。 (4)情報を登録、検索する場合などに途中の通信線における情報漏洩を避けるために、堀が中心になって、ホストがインターネットに接続する部分のセキュリティが重要であることを明らかにした。 本研究で予定していた研究目的を達成し、当初は予定になかった研究者情報管理システムを自動生成するシステムも構築することができた。今後の課題として、静止画だけでなく、動画の中から牛尼が開発した手法を活用して必要な場面を検索・表示できるように拡張することを考えている。
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