研究課題/領域番号 |
15500091
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
知能情報学
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研究機関 | 電気通信大学 |
研究代表者 |
柏原 昭博 電気通信大学, 電気通信学部, 助教授 (10243263)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
2004年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
2003年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
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キーワード | 自己モニタリング支援 / ハイパー空間 / Webコンテンツ / ナビゲーション / メタ学習 / プレビューア / ポストビューア / 学習効果 / Web教材 / 進行モニタリング / 内省モニタリング |
研究概要 |
本研究では、Webコンテンツを題材に、ハイパー空間における自己モニタリングを以下の2つに分け、各モニタリングを適切に促進する上で必要となる学習プロセスに関する情報を分析し、それを生成・表示するビューアを開発して、評価を行うことを目指した。 1.ナビゲーションパスの見通しを立てる進行モニタリング 2.ナビゲーション・知識構築プロセスを見直す内省モニタリング 平成15年度では、学習向けのWebコンテンツから、ハイパー空間の地図を自動生成するメカニズムを開発するとともに、学習目的達成のため地図上でナビゲーションパスを学習者が選択することに応じて、パスに含まれる各Webページコンテンツの概要情報を順に表示するプレビューアを開発した。また、すでに開発しているインタラクティブヒストリを用いて、学習者のナビゲーションプロセス履歴から、内省モニタリングに必要な情報を生成・表示するポストビューアを開発した。 平成16年度は、平成15年度に開発したシステムを用いて評価実験を行い、自己モニタリング支援手法の洗練・拡張を行った。評価実験の結果、本システムがWebブラウザのみの利用と比較して、飛躍的にハイパー空間における学習効果・効率を高めることを確認することができた。同時に、Webコンテンツによっては、自己モニタリングに必要な情報を提供することができないという問題点も確認した。この問題を解決するために、自己モニタリング支援情報をオーサリングする手法を開発した。また、支援システムなしでも自己モニタリングを行うことができるかどうかを確かめたが、自己モニタリング能力の向上は困難であることが分かった。そこで、本研究では、自己モニタリングの仕方を学ぶことはWebコンテンツの学び方を学ぶことに相当することから、これをメタ学習と呼んで、メタ学習モデルおよび支援手法を提案した。
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