研究課題/領域番号 |
15500242
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
神経解剖学・神経病理学
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研究機関 | 札幌医科大学 |
研究代表者 |
千葉 進 札幌医科大学, 医学部, 助教授 (30167514)
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研究分担者 |
杉山 敏郎 富山医科薬科大学, 医学部, 教授 (00196768)
今井 富裕 札幌医科大学, 医学部, 講師 (40231162)
野中 道夫 札幌医科大学, 医学部, 助手 (50363685)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
2005年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2004年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2003年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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キーワード | ギランバレー症候群 / ヘリコバクターピロリ / 抗VacA抗体 / Na^+-K^+ ATPase α subunit / ミエリンP0蛋白 / 分子相同性 / 髄液抗HSP抗体 / 自然免疫応答 / 免疫組織化学 / 末梢神経・神経根 / Na^+-K^+ ATPaseαsubunit / ミエリンPO蛋白 |
研究概要 |
免疫組織学的検討:ポリクローナル抗VacA抗体を1次抗体とし、2例のヒト頚髄神経根を用い、DAB法、FITC法にて抗VacA抗体が認識するエピトープの有無を検索した。DAB法では抗VacA抗体により、横断面にて前根の神経線維に相当する部位に斑状・茶褐色の染色を認め、これらは横断面では索状に染色された,FITC法ではDAB法と同様に蛍光顕微鏡にて横断面では斑状に、縦断面では索状の蛍光が認められ、これらは髄鞘に相当すると考えら、ヒト頚髄神経根には抗VacA抗体が認識するエピトープが存在する可能性が示された. 分子生物学的検討:脱髄型ギランバレー症候群(GBS)患者4名の胃粘膜からH.pyloriを分離・培養し、PCRにてVacAの遺伝子配列と対応するアミノ酸配列を決定した.検出したVacAの遺伝子配列に、従来の報告と異なる明らかな変異は認めなかったが、相同性検索の結果、signal sequenceの下流域に、Na^+-K^+ ATPase α subunit、さらにミエリンP0蛋白に部分的相同性をもつ配列が存在することを明らかにし得た.Na^+-K^+ ATPase α subunitおよびミエリンP0蛋白のアミノ酸配列で、VacAと部分的分子相同性を示す以下の3種類のオリゴペプチドを合成した(太字、下線が相同性を示すアミノ酸). 1)Na^+-K^+ ATPase α subunit ; AFFSTNCVEGTARGIIVYTGDRT(23mer) 2)Na^+-K^+ ATPase α subunit ; AFFTTVIIPAIVGGIATGTAVGT(23mer) 3)ミエリンP0蛋白;DVKNPPDIVGKTSQVTLYVF(20mer) これらオリゴペプチドと、既に抗VacAを有することが確認された脱髄型GBS患者髄液を用いてドットブロット法により、抗VacA抗体とオリゴペプチドとの反応性を検討したが、5名の抗VacA抗体陽性患者の髄液での検討では陽性所見はえられなかった.
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