研究課題/領域番号 |
15500280
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
神経・筋肉生理学
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
嶋 啓節 東北大学, 大学院・医学系研究科, 助手 (60124583)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
2004年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2003年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
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キーワード | 前頭前野 / 絶対時間 / 細胞活動 / ニホンザル |
研究概要 |
最近のサルでの認知課題遂行中の神経細胞活動の記録およびヒトでの機能MRI、PETおよび脳磁図などを用いた研究により前頭前野と認知、記憶、判断など高次脳機能との関連が次第に明らかになりつつある。これら前頭前野でなされていると考えられる高次脳機能の一つに"時間"のコーディングがある。たとえば、現時点からある任意の時間が経過したのちにしかるべき行動をとることが要求される時、我々はほぼ正確に時間を刻んだのち指定された行動を遂行することができる。このような時間計測を行うには内的クロックが必要不可欠であると考えられる。申請者はこの内的クロックが前頭前野細胞のどのような活動によって表現されているのかを明らかにする。 サルの正面にモニター画面を配置する。サルが右手元に配置したホールド・キーを押すと課題が開始され、ランダムな時間(1-2秒)経過後、モニターに赤色、黄色あるいは緑色のシグナルが1秒間呈示される。もし赤色の場合はサルは点灯直後から1-2秒以内に、黄色の場合は点灯後4-6秒の間に、緑色の場合は点灯後8-11秒の間にホールド・キーから手を離さなければならない。正解の場合には、0.5秒経過した後、報酬が与えられる。 1)前頭前野から記録された多くの細胞はLED点灯からキー・リリースまでの待機期間中に顕著な細胞活動を示した。 2)前頭前野の細胞は待機時間に依存して活動が異なる例が多く認められた。これらの結果は前頭前野がいくつかの種類の時間間隔生成を要する運動課題の遂行に重要な働きをしていることを示唆している。
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