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タモキシフェン誘導型Creリコンビナーゼによる時期特異的遺伝子改変技術の開発

研究課題

研究課題/領域番号 15500297
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 実験動物学
研究機関東京大学

研究代表者

市瀬 広武  東京大学, 医科学研究所, 助手 (10313090)

研究分担者 吉田 進昭  東京大学, 医科学研究所, 教授 (10250341)
研究期間 (年度) 2003 – 2004
研究課題ステータス 完了 (2004年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
2004年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2003年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
キーワードタモキシフェン / Cre / loxPシステム / FLP / FRTシステム / トランスジェニックマウス / Creリコンビナーゼ
研究概要

本研究では、タモキシフェン誘導型Creリコンビナーゼを利用することで、マウス個体において人為的に遺伝子欠損を制御する実験系の構築を目指した。タモキシフェン誘導型Creリコンビナーゼは、MerCreMer(ドイツ・ケルン大・Reth博士より分与)を使用した。まず、CAGプロモーター(阪大・宮崎純一教授より分与)の支配下でMerCreMer cDNAを発現するトランスジェニックマウスを、C57BL6/J受精卵への顕微注入法によって5ライン樹立した。全系統でMerCreMerの発現が確認されたが、ROSA26Rマウスとの2重トランスジェニックマウスにおけるタモキシフェン依存性の遺伝子組換えの誘導には成功しなかった。
そこで、1)MerCreMerに代えてCreMerを使用する(タモキシフェン非存在下での活性化が起こりやすいが、一方でタモキシフェンによる誘導がかかりやすい)、2)CreMerの発現量が高いトランスジェニックマウスを作成するために、マウスES細胞への遺伝子導入と高発現クローンの選択を行った後にマウス個体の作出を進める、の2点を改善点としたトランスジェニックマウスの作成を進めた。CAGプロモーター支配下で、FLPリコンビナーゼによる組換え前ではGFP-neo融合遺伝子を、組換え後ではCreMer遺伝子を発現するトランスジーンを作成してES細胞に導入し、G418耐性クローンを得た。これらのクローンの中から、トランスジーン全長が組み込まれているクローンを選択し、次に胚様体を形成したときにGFPシグナルが強く、かつ全体で認められるクローンを選択した。1クローンに由来するTg系統を得ることができたが、成体の皮膚、筋肉、心臓、すい臓などの組織におけるGFPシグナルが顕著であることから、FLPによる組換え後の当該組織におけるCreMerの高発現が期待される。

報告書

(3件)
  • 2004 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2003 実績報告書

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公開日: 2003-04-01   更新日: 2016-04-21  

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