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運動野への経頭蓋磁気刺激による感覚機能への影響

研究課題

研究課題/領域番号 15500388
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 リハビリテーション科学・福祉工学
研究機関東海大学

研究代表者

石田 暉  東海大学, 医学部, 教授 (50118907)

研究分担者 古川 俊明  東海大学, 医学部, 助手 (30276852)
豊倉 穣  東海大学, 医学部, 助教授 (20217566)
花山 耕三  東海大学, 医学部, 助教授 (80189589)
児玉 三彦  東海大学, 医学部, 助手 (90317777)
研究期間 (年度) 2003 – 2005
研究課題ステータス 完了 (2005年度)
配分額 *注記
3,900千円 (直接経費: 3,900千円)
2005年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
2004年度: 100千円 (直接経費: 100千円)
2003年度: 3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
キーワード経頭蓋磁気刺激 / 電流感覚閾値 / 感覚機能 / 連続経頭蓋磁気刺激 / 電流感覚閾値検査 / 体性感覚誘発電位
研究概要

研究の目的:ヒトにおける,運動野への反復経頭蓋磁気刺激(rTMS)による感覚閾値の変化を明らかにすること.
実験1 健常者での検討
1.対象と方法:健常者10名(男性5名,女性5名,平均年齢±標準偏差,35.8±5.7).rTMSは左短母指外転筋を標的とし右運動野に施行.90%安静時運動閾値の強度,0,9Hzの頻度で500回刺激した.前後で電流感覚閾値(CPT)を測定し,その変化について検討した.比較として感覚野へのrTMSとsham刺激を施行した.
2.結果:2kと5Hz CPTに有意な上昇を認めたが,それは正常範囲内での変化であった.感覚野へのrTMSとsham刺激で変化はなかった.
実験2 脳損傷患者での検討
1.対象と方法:56歳女性.左前頭葉の慢性期脳外傷患者.rTMSは右短母指外転筋を標的とし対側の運動野に健常者への施行時と同様に行った.前後で2kと5Hz CPTを測定した.
2.結果:各CPTはともに低下した.
結論
2kHzCPTはAβ線維の閾値を,5HzCPTはC線維の閾値を示し,それぞれ触覚と鈍痛覚といった感覚機能に関わる.すなわち,rTMSは健常者に対し触覚および鈍痛覚を鈍麻する方向さ変化させると考えられる.ただし,それは正常範囲内での変化であり,ヒト健常者における閾値下低頻度でのrTMSの安全性を示唆している.一方,脳損傷患者を対象とした実験は対象が限られており,現時京では結論に至っていない.

報告書

(4件)
  • 2005 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2004 実績報告書
  • 2003 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] 運動野への連続経頭蓋磁気刺激による感覚機能への影響-電流感覚閾値検査による検討-2005

    • 著者名/発表者名
      児玉三彦, 古川俊明, 青野宏治, 他
    • 雑誌名

      リハビリテーション医学 42巻 suppl

      ページ: 321-321

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [雑誌論文] 運動野への低頻度反復経頭蓋磁気刺激による感覚閾値と感覚野興奮性の変化について2005

    • 著者名/発表者名
      児玉三彦, 古川俊明, 青野宏治, 他
    • 雑誌名

      臨床神経生理学 33巻・5号

      ページ: 441-441

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書

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公開日: 2003-04-01   更新日: 2016-04-21  

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