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体育における学習意欲の喚起サポートシステム

研究課題

研究課題/領域番号 15500409
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 身体教育学
研究機関名古屋大学

研究代表者

西田 保  名古屋大学, 総合保健体育科学センター, 教授 (60126886)

研究期間 (年度) 2003 – 2005
研究課題ステータス 完了 (2005年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
2005年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2004年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2003年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワード体育 / 学習意欲 / 喚起 / サポート
研究概要

本研究は、これまでに本研究代表者が取り組んできた体育における学習意欲に関する一連の研究成果と問題点を踏まえた上で、体育における学習意欲を高めるサポートシステムを開発することを最終的な目的とした。具体的には、体育における学習意欲を高める働きかけに関して、教師および友人がどのようなサポートをすればよいのかについて、(1)実践研究、(2)専門家との面接、(3)文献研究を手がかりに検討した。
研究1では、小学校4年生のボールゲーム(ピロポロ)において、体育における学習意欲診断検査を利用するとともに、教師の働きかけに焦点をおいた教育実践を行い、単元前後の子どもたちの学習意欲の変化について検討した。その結果、体育学習で生じる不安を低減するまでには至らなかったが、体育における学習意欲や現在受けている体育授業の楽しさといったポジティブな側面において、今回の実践が有効であることが認められた。
研究2においては、小学校5年生を対象としたマット運動の実践を行った。ここでも体育における学習意欲診断検査を利用し、単元前後の子どもたちの学習意欲の変化を検討した。その際には、グループ学習を取り入れた友人間のコミュニケーションあるいは働きかけに着目した。その結果、総じて解釈するならば、子どもたちの体育における学習意欲やマット運動の興味あるいは楽しさを高めるのに有効であったと考えられた。
子どもの体育における学習意欲に関して豊富な知識と多くの指導実践を有する専門家との面接では、教師が教材研究や授業の準備をしっかりすること、対人関係などにおいて「グループ学習」を活用すること、スモールステップの原理で少しずつ難易度を上げながら不安を取り除いていくことなどが重要であると指摘された。
教育現場における様々な要因(教師、子ども、学習環境など)を考慮したこの種の継続研究が期待される。

報告書

(4件)
  • 2005 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2004 実績報告書
  • 2003 実績報告書

URL: 

公開日: 2003-04-01   更新日: 2016-04-21  

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