研究課題
基盤研究(C)
1.学校体育における震災の教訓(1)被災地の公立中学校体育教師の83%が、この3年間に何らかの「震災教育」をしていた。しかしその中では、体育の授業4%、保健の授業11%と低率であった。「震災教育」は概して、学校や学級の教育活動として扱われる傾向であった。(2)物理的に授業実施が困難であった震災時の体験が、体育授業の内容と方法に関していまも生かされていると考える者は54%、運動部活動に関しては35%であった。2.震災記録文書における体育・スポーツ活動被災地においては、衣食住が最優先の課題であり、避難所やボランティアの活動記録には、遊びやスポーツに関する内容は極めて少ない。3.都市公園の復旧に関する地域住民の評価神戸市9区において約3分の1の市街地公園が被災したが、その修復に関する利用者の評価は、満足と不満足とにほぼ2分される。4.関東大震災に被災した子どもとの比較子どもが書き記した作文によると、関策大震災当時の子どものほうが、阪神・淡路大震災当時より、震災復興における公園・遊び場・スポーツ施設等の要求が強い。
すべて 2005 その他
すべて 雑誌論文 (6件)
神戸大学発達科学部研究紀要 12-2
ページ: 23-28
110001378102
児童発達研究 8
ページ: 1-8
神戸大学発達科学部研究紀要 12・2
児童発達研究 8(印刷中)
Bulletin of the Faculty of Human Development(Kobe University) 12-2
Journal of Child Development Studies, Division of Child Development, Faculty of Human Development(Kobe University) 8