研究課題/領域番号 |
15500422
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
身体教育学
|
研究機関 | 日本女子体育大学 |
研究代表者 |
片岡 洵子 日本女子体育大学, 体育学部, 教授 (60070603)
|
研究分担者 |
坂本 和義 電気通信大学, 電気通信学部, 教授 (40017398)
板倉 直明 電気通信大学, 電気通信学部, 助教授 (30223069)
早弓 惇 日本女子体育大学, 体育学部, 教授 (30060750)
寺山 喜久 日本女子体育大学, 体育学部, 教授 (20123101)
北川 幸夫 日本女子体育大学, 体育学部, 助教授 (30169859)
坂本 秀子 日本女子体育大学, 体育学部, 講師 (90277682)
|
研究期間 (年度) |
2003 – 2005
|
研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
|
配分額 *注記 |
3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
2005年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2004年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2003年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
|
キーワード | 呼吸法 / 中高年者 / 心拍数 / 血圧 / 骨密度 / 射撃 / 柔軟性 / 立位能 / 重心 / 中高年 / 体脂肪 / バランス / 振震 / 長期的継続 |
研究概要 |
1)中高年者を対象とした呼吸法体操の実践とその身体的効果について 呼吸法体操の実施は週1回、体操と各測定時間を含めて約1時間半の間行われた。約5年間の継続をした。体操前後の心拍数、血圧はほぼ毎回測定した。柔軟性、皮下脂肪量、骨密度などは一定の間隔をおいて測定した。血圧、心拍数は体操前後にやや低下する傾向があった。身長はわずかで体操後に伸び、有意差も認められた。体重、体脂肪は共に体操後に減少し、有意差が認められた。柔軟性は明確な有意差もってより柔らかくなった。骨密度の平均値は僅かに増加したが、統計的な差はなかった。他のデータとしては、5年間継続した9名の被験者について個人データの解析を行った。 2)射撃の神様といわれたアメリカのラニーバッシャムのデータが保存されていたので、呼吸曲線、脈波と重心の揺れの分析を行った。発射時の呼吸と身体のゆれ、脈波の静止状態が一致して静止した結果を得て、改めて神様といわれるバッシャムの実力をデータからも観察できた。 3)呼吸法メンバーの北川幸夫、寺山喜久、坂本秀子、佐藤麻衣子はいずれも水泳、教育ダンス、モダンダンス、体操のエキスパートである。呼吸のしかたと表現の重要性、運動の達成、呼吸のしかたと生理反応など、それぞれの立場で呼吸とスポーツ運動、ダンスに関するエッセンスに触れて著述した。 4)呼吸法と立位能の検討を行った。呼吸法運動を約10分間行った場合と行わない場合をダンス熟練者と非熟練者を比較した。 5)呼吸法がこころに及ぼす影響に関しては、授業前に行う呼吸法の調査を553名の学生を対象に行った。座位授業時前5分間、呼吸法を行ったが、そのときの心情はどうであったか、全体の結果では、心が落ち着いたが31%で最も高く、次いで、途中で眠くなったが21%、周囲が静かになってよいは17%であった。呼吸法の実施はとてもよい、またはよいと答えたのは全体で79%であった。 6)呼吸法の教育に関しては、大学カリキュラム、舞踊学専攻学生に集中講義、大学公開講座健康呼吸法、自主講座健康呼吸法、4^<th> International Summer Course for P.E.Teachers in Estonia,5^<th>International Seminar for P.E.Teachers in Finland(2004),5^<th> International Summer Course for P.E.Teachers in Estonia(2005)にて講師。
|