研究課題/領域番号 |
15500529
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生活科学一般
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研究機関 | 宇都宮短期大学 |
研究代表者 |
百田 裕子 宇都宮短期大学, 人間福祉学科, 講師 (00166349)
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研究分担者 |
中川 英子 宇都宮短期大学, 人間福祉学科, 教授 (70352573)
蔦木 チエ子 宇都宮短期大学, 人間福祉学科, 講師 (10352577)
桂木 奈巳 宇都宮短期大学, 人間福祉学科, 講師 (00352584)
松田 佳奈 宇都宮短期大学, 人間福祉学科, 助手 (20352586)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
2004年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2003年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
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キーワード | 家政系科目 / 居宅介護 / 生活援助 / 介護現場 / 自立支援内容 / ロールプレイング / 生活援助実例 / 生活経験 |
研究概要 |
介護保険制度の見直しで、介護を必要とする人が残存能力を生かし、自立した日常生活ができるように生活を支援することが強調されている。居宅介護では,身体介護に比べて生活援助の需要が高い。しかし,介護の現場では介護福祉士の生活援助のサービス内容が悪いとの批判が多い。その一因として、介護福祉士養成校における家政系科目の授業内容が介護の現場に即した専門性に欠けるものであるためと考えられた。そこで、利用者の要介護度に対応した生活の自立支援ができる介護福祉士を養成するために、家政系科目の授業内容と授業方法について検討した。 研究は、次の4つについて行った。(1)居宅介護におけるホームヘルパーや介護福祉士の観察調査を実施し、介護者の仕事内容と現行の家政系科目の授業内容との関連を検討した。(2)居宅介護実習前に、(1)の調査から得られた結果を基に生活援助に関する事前授業を行った。学生の居宅実習に対する不安や達成度を知るためのアンケート調査を実施し、事前授業の教育効果を把握した。(3)生活援助に関する実例を知ることが大切なことから、文献による実例調査を行った。(4)家政系科目で履修した内容について介護現場での有効性を検討するために、本学の卒業生を対象にアンケート調査を実施した。 その結果、次のようなことが明らかになった。(1)居宅介護の現場調査からは、現行の家政系授業科目にない内容、利用者理解のための広範囲の知識、マナー、気働きや介護系科目・他科目との連携が必要なことがわかった。家政系科目を担当する教員も現場を知って教える重要性を再確認した。(2)生活経験の少ない学生にとり、現場を想定した演習形式の授業が有効であることが明らかになった。(3)生活援助実例を記載した文献は少なかった。(4)現行の家政系科目の授業内容のうち、現場での過半数が役立っていると回答した内容は約5割であった。以上のことより、生活の自立支援ができる介護福祉士を養成するために、介護現場に即した家政系科目の授業内容と教育効果のある授業の実践が必要なことが明らかになった。
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