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幼児にみられる極端な偏食に対して連続的な食生活体験を取り入れた食教育のあり方

研究課題

研究課題/領域番号 15500552
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 食生活学
研究機関福岡県立大学

研究代表者

小松 啓子  福岡県立大学, 人間社会学部, 教授 (30136220)

研究分担者 岡村 真理子  福岡県立大学, 人間社会学部, 助手 (40248109)
研究期間 (年度) 2003 – 2005
研究課題ステータス 完了 (2005年度)
配分額 *注記
3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
2005年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2004年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2003年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
キーワード連続的な食生活体験 / ちびっこ農園 / 幼児 / 偏食 / ちびっ子農園
研究概要

過去50年間、日本の食卓は大きく変わってきた。一家団欒を重視した食卓が消失し、その結果、家族間の心の絆も希薄になってきた。子どもたちの連続的な食生活体験の機会も減少し、一連の食行動過程を学ぶことが困難になっている。その変化として、食事の欠食があげられている。さらに、お菓子ばかり食べて食事を食べないという極端な偏食児の存在が指摘されている。幼児の偏食は、母親の食生活上の悩みとして上位にあがっている。偏食内容としては、野菜類が多くを占めている。
本研究では、極端な偏食がみられる幼児に焦点をあて、子どもたちの食材に対する愛着形成をはかりながら、食行動発達を基盤に連続的な食生活体験を重視した食教育の在り方について検討した。
本大学に隣接している幼稚園をモデル園とし、幼児に対する偏食改善方法として、子どもたちが「種蒔き、水やり、収穫、調理して食べる」という連続した一連の食行動に携わることができる広さを備えた農園を準備し、活動を展開した。
幼児を対象に、食材との体験活動により、偏食行動が有意に改善されることが明らかとなった。家庭において、食材に直接触れる機会が乏しくなった子どもたちに、食材との出会いを重視した食教育を展開することにより、食材に対する愛着が形成され、偏食行動が改善されたものと考えられる。また、同時に子どもたちの感性や表現力、社会面にも変化がみられた。
本研究から、子どもたちの食材に対する愛着をはかりながら、食行動の発達を基盤に連続的な食生活を重視した食教育をおこなうことが、幼児期の食教育の視点として重要であることが推察された。

報告書

(4件)
  • 2005 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2004 実績報告書
  • 2003 実績報告書

URL: 

公開日: 2003-04-01   更新日: 2016-04-21  

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