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学校給食におけるBSE問題と地元産食材料使用に関する実証的研究

研究課題

研究課題/領域番号 15500562
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 食生活学
研究機関市立名寄短期大学

研究代表者

佐藤 信 (2004-2005)  市立名寄短期大学, 助教授 (60269173)

河合 知子 (2003)  市立名寄短期大学, 助教授 (50183281)

研究分担者 久保田 のぞみ  市立名寄短期大学, 講師 (80289678)
佐藤 信  市立名寄短期大学, 助教授 (60269173)
研究期間 (年度) 2003 – 2005
研究課題ステータス 完了 (2005年度)
配分額 *注記
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2005年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2004年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2003年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
キーワード学校給食 / BSE / 地元産食材料 / 栄養士 / 北海道学校給食会 / 浜中町 / 前沢牛
研究概要

現在、日本の学校給食は、成長期の多くの国民が経験するところとなっており、その食習慣形成に大きな影響を与えている。近年では、地元産や国内産食材料を使用する取り組みがすすめられている。
牛肉も例外ではなかったがく2001年9月に日本国内で初めて発生したBSE(牛海綿状脳症)牛の結果、学校給食の現場では使用自粛などの対応を余儀なくされた。
本研究はこうした状況の下で、和牛産地と乳用種肉牛産地を対象として、2001年前後における学校給食の地元産食材料、とりわけ牛肉およびその加工品の使用実態を明らかにし、今後の地元産食材料導入にあたっての諸条件、課題を実証的に明らかにすることを目的とした。その結果、次の諸点が明らかとなった。
1.BSE問題の発生後、全国の約60%の学校給食が、牛肉および牛肉加工品の使用を自粛するようになった。もともと、1996年のO-157問題を契機として、学校給食現場では食品安全対策を強化していたとそこで、BSE問題後も迅速な対応をとった。しかし、使用自粛については地域によって強弱があった。
2.ブランド和牛で知られる岩手県M地域においては、BSE問題が発生した直後、農協や自治体、獣医の協力の下でいち早く安全宣言を出した。乳用種肉牛産地の北海道においても、牛肉やその加工品など国産への切り替えが行われたが、その度合いは他の県よりも小さかった。学校給食関係者と地域農業との継続的な結びつきがこうした対応をもたらした。
3.これからの学校給食に関わる栄養士は、地元産食材料を利用するための、生産者や農・漁協等との交渉・調整能力等が必要であるとともに、現場で食品安全問題が発生した際に迅速に対応できる能力も必要である。

報告書

(4件)
  • 2005 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2004 実績報告書
  • 2003 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2006 2004

すべて 雑誌論文 (1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 学校給食における米飯の導入継続に関する諸条件2004

    • 著者名/発表者名
      久保田のぞみ, 佐藤信, 河合知子
    • 雑誌名

      日本家政学会第56回大会研究発表要旨集

      ページ: 98-98

    • NAID

      130006956943

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書
  • [図書] 問われる食育と栄養士2006

    • 著者名/発表者名
      河合知子, 佐藤信, 久保田のぞみ
    • 総ページ数
      150
    • 出版者
      筑波書房
    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2005 研究成果報告書概要

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公開日: 2003-04-01   更新日: 2016-04-21  

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